
早めのネット予約で新幹線がお得に利用できる!?
JR東日本及びJR北海道では、オンライン上で新幹線チケットの予約や決済が行える「えきねっと」と呼ばれるサイトサービスを展開しています。
会員登録は無料で行え、会員になると便利な予約サービスの数々を利用できるようになるのですが、ここで利用できるサービスの一つに「お先にトクだ値」と呼ばれるものがあります。
これは、事前に新幹線のチケットを購入することで正規の料金よりも安く入手できるサービスの一つであり、東北新幹線、北海道新幹線、上越新幹線、北陸新幹線、山形新幹線、秋田新幹線で設定された区間で利用することが可能です。
「お先にトクだ値」で手に入れられるチケットは片道で、乗車券と指定席特急券の両者をセットで購入することができます。
もし早めに予定が決まっているのであれば、このサービスを利用し、割安チケットを手に入れてみてはいかがでしょうか。
今回は、えきねっとで利用できる「お先にトクだ値」のサービス内容や料金、購入方法などをご紹介していきます。
「お先にトクだ値」の内容と予約期限
上に記載した、新幹線の乗車券と指定席特急券をインターネットで購入できる「お先にトクだ値」。
片道のチケットごとの購入とはなりますが、非常にお得な価格でこれを手に入れることができます。
事前に予約することによって、安くなるのがサービスの特徴です。
購入できるのは、そのチケットを使用する日の1ヶ月前からで、購入期限は、同じくチケット使用日の13日前の午前1時40分までとなっています。
つまり、およそ2週間前までに購入しなければ、「お先にトクだ値」というサービスを利用することはできないのです。
「お先にトクだ値」は、子どものためのチケットも用意されていて、大人の半額程度で購入することができます。
学生さんのための学割サービスには対応していません。
購入は全てインターネット上に限り、JRの駅に設置してあるみどりの窓口など対面では購入できないので気を付けましょう。
主要な区間の料金を紹介
「お先にトクだ値」を利用した時の、主な区間の料金を記載します。
金額は変更されることがあるため、予約する際に確認してから購入するようにしてください。
また、区間や列車、座数などは限定販売となっているため、タイミングによっては売り切れている可能性がありますので注意してください。
子ども料金は、記載した金額の半分程度と考えておくといいでしょう。
ここで紹介した区間以外にも利用可能な区間はあるので、他の区間で新幹線を利用する予定のある方は確認してみてもいいかもしれません。
東京-福島間 やまびこに乗車の場合 |
5,680~6,400円 |
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東京-仙台間 やまびこに乗車の場合 |
6,940~7,750円 |
東京-盛岡間 はやぶさに乗車の場合 |
10,900~11,200円 |
東京-新青森間 はやぶさに乗車の場合 |
12,860~13,160円 |
東京-新函館北斗間 はやぶさに乗車の場合 |
16,860~17,160円 |
東京-山形間 つばさに乗車の場合 |
7,140~8,160円 |
東京-秋田間 こまちに乗車の場合 |
11,330~12,690円 |
東京-新潟間 ときに乗車の場合 |
6,730~7,530円 |
東京-長野間 あさまに乗車の場合 |
5,200~5,880円 |
購入の仕方とチケットの利用方法
「お先にトクだ値」はインターネットサイトの「えきねっと」に登録することで、予約や決済ができることは説明した通りです。
この方法で乗車券と指定席特急券の両方を購入することができますが、しかし、パソコンやスマートフォンからチケットそのものが出てくるわけではありません。
「えきねっと」で予約及び購入したチケットは、JRの駅の窓口や、その近くにある券売機で発券してもらいましょう。
この時、予約や購入に使ったクレジットカードがないと発券できないので、忘れずに持っていくようにしてください。
あとは普通の新幹線のチケットと同様に、発券されたチケットを改札機に通せば改札を通過することができ、新幹線に乗車することが可能です。
変更や払い戻しの方法及びルール
「お先にトクだ値」はネットで予約した後でも、チケット内容の変更を行うことが可能です。
ただし、予約した新幹線が発車する6分前までに、変更を行わなければいけません。
また、窓口や券売機で発券されたあとの変更はできないため注意しておきましょう。
内容変更は、予約や購入を行ったサイト内のみで受け付けています。
駅の窓口などではできないため、ここにも注意が必要です。
払い戻しに関してですが、チケットを受け取る前に限り、310円の手数料でキャンセルすることが可能です。
これは乗る予定だった新幹線が発車する日まで有効ですが、手数料がこの額で済むのは、チケット受け取り前に限定されます。
また、発券前のキャンセルは、内容変更と同様に「えきねっと」のサイト内のみで行えることも知っておきましょう。
発券後でもキャンセルは可能ですが、その場合には、チケット代金の割引率に応じた手数料が加算されます。
3割引の場合には3割分の手数料が必要になってくるので、発券後のキャンセルには注意が必要です。
払い戻し手数料は他にも最低で550円かかるため、やはりキャンセルするのであれば、チケットを受け取る前にしておきたいところ。
ちなみに、発券されたチケットのキャンセルに関しては、駅の窓口で行うことができます。
キャンセルができないのは、乗車予定の新幹線が発車した後。
内容変更はもちろん、払い戻しにも応じてもらえないため、この点には注意しておかなければいけません。