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新幹線格安チケットサービス「スーパー早特きっぷ」とは?

投稿日:2018年5月28日
更新日:

新幹線格安チケットサービス「スーパー早特きっぷ」とは?

スーパー早特きっぷはどうやって利用する?

山陽・九州新幹線には、インターネットでのチケット予約などが可能なサービスがあります。「e5489(いいごよやく)」という、ちょっと暗号かパスワードのようなサービス名なのですが、ここでは、このサイトで購入が可能な「スーパー早特きっぷ」について説明していきます。

ちなみに、この「スーパー早特きっぷ」は、「JR九州インターネット列車予約」というサイトでも購入することが可能です。

詳しい説明に入る前に、これを利用するときの注意点を一つ。

「スーパー早特きっぷ」は新幹線発車日の14日前までに予約しなければいけません。

より安く新幹線を利用することを希望している人は、早めにプランを立てておき、このサービスを利用することをおすすめします。

「スーパー早特きっぷ」の概要と注意ポイント

JR西日本運営の「e5489」で予約と決済が可能な「スーパー早特きっぷ」は、「JR九州インターネット列車予約」でも手に入れることができるので、好きな方に登録し利用してみてください。

冒頭に、新幹線が発車する日の14日前までに購入する必要があると説明しましたが、厳密には、14日前の23時までとなっています。

2週間以上後の予定がしっかりと決まっているのであれば、「スーパー早特きっぷ」の利用を検討してみましょう。

「スーパー早特きっぷ」は非常にお得な新幹線チケットとなるため、これが適用される列車や座数が決められています。

あらかじめ定められた座数の販売が終了したら、例え他のサービスのための空席や、正規料金で乗れる空席があったとしても、「スーパー早特きっぷ」を利用することはできません。

また、このサービスの利用が可能なのは、JR西日本の以下のメンバーのみなので、この点も確認しておく必要があるでしょう。

  • J-WESTカード会員
  • J-WESTネット会員
  • JQ CARD会員
  • JR九州WEB会員

「スーパー早特きっぷ」に興味がある、もしくは継続的に利用したいと考えている人は、上記会員になっておくことをおすすめします。

ちなみに、「J-WESTネット会員」及び「JR九州WEB会員」に関しては、登録条件としてはクレジットカードの保有者のみとなっており、登録自体は無料で行えるので、今のうちに登録しておいてもいいのではないでしょうか。

あわせて、「スーパー早特きっぷ」は、クレジットカードを持っていなければ利用できないという点を覚えておきましょう。

「スーパー早特きっぷ」の内容と発券方法

「スーパー早特きっぷ」で購入できるのは、片道乗車券と特急券です。

必ずセットで販売されているため、どちらか1つだけを購入することはできません。

加えて、学割も適用されず、往復割引などの利用も不可となっています。

予約をしたら、従来と同じように紙のチケットを受け取らなければいけません。
駅の窓口及び券売機で、この「スーパー早特きっぷ」で購入したチケットの受け取りが可能となっています。

新幹線への乗り方は、通常のきっぷを使用するときと変わりません。
受け取ったチケットを自動改札口に通し、新幹線に乗車してください。

事前に予約した内容のみ有効となるため、万が一乗り遅れたなどの場合は、後続の新幹線に乗車することは不可能です。

指定された席以外にも座れないため、必ず定められた列車とシートを利用しましょう。

「スーパー早特きっぷ」の利用可能な区間や列車

「スーパー早特きっぷ」を利用できるのは、以下の駅と区間です。

  • 新大阪
  • 新神戸ー小倉
  • 博多
  • 熊本
  • 鹿児島中央
  • 長崎
  • 大分
  • 岡山
  • 広島ー熊本
  • 鹿児島中央

これらの駅の間で「のぞみ」と「みずほ」と「さくら」に乗車することができます。

「のぞみ」と「さくら」の両列車を利用する際には、博多駅で、この乗り継ぎを行います。

また、長崎と大分方面に関しては、新幹線と「かもめ」、「ソニック」に乗ることができ、前者に関しては博多駅と新鳥栖駅で乗り換えることが可能ですが、「ソニック」は小倉駅のみとなっています。

「スーパー早特きっぷ」の割引率

2週間ほど前までに予約をしなければならないとあって、この「スーパー早特きっぷ」は非常に高い割引率を誇っています。

割引率は一定ではなく乗車する区間などにより上下しますが、30%から35%ほどの割引と、他のサービスと比べるとかなり高いことがわかるはずです。

特に、飛行機が飛んでいる区間に関しては乗客の取り合いが行われるため、より高い割引率でこのサービスが提供されています。

「自由席を選べば最もお得に乗車できる」と考える人もいるかもしれませんが、「スーパー早特きっぷ」で利用できるのは普通車の指定席のみとなっています。
自由席は利用できません。

学割など、別の割引サービスと一緒に利用することもできないので、どのサービスを利用すれば最もお得になるのかを慎重に比較してからチケットの予約をすることをおすすめしておきます。

チケットが受け取れるのはどこ?

駅の窓口や券売機で、「スーパー早特きっぷ」を利用して予約したチケットを発券してもらうことができると説明しましたが、具体的には、JR西日本かJR九州の駅・窓口で受け取ることができます。

駅には特急券専用の券売機や、チケットの受け取りが行える専用機が設置されており、こちらでも「スーパー早特きっぷ」で予約したチケットを発券してもらうことが可能です。

チケットを受け取るためには、クレジットカードが必須です。
当然、ネット購入したときに使用したカードが必要なので、駅へ向かう前に、もう一度お財布の中を確認しておきましょう。

「スーパー早特きっぷ」の内容変更について

ネットで予約や購入ができる新幹線チケットの中には、発券前であればネット上で予約内容の変更が行えるサービスを見かけますが、「スーパー早特きっぷ」に関しては、予約&購入後の変更は受け付けていません。

つまり、一度決済が終われば、そのチケットを使用するかキャンセルするか、もしくはそのまま乗らずに料金を無駄にするかしか選択肢がないのです。

予約の際は、内容をよく確認した上で購入するようにしてください。

キャンセルや、それにかかる料金について

予定がなくなった、など事前に予約していた「スーパー早特きっぷ」を利用する必要がなくなった場合には、早めにキャンセルを申し出ましょう。

チケット発券前及び新幹線が発車する前であれば、キャンセル料こそかかるものの、代金を払い戻してもらうことができます。

キャンセル料は、乗車券分が220円、特急券分が330円かかり、トータル550円必要となります。

前日から発車時間までのキャンセルに関しては、乗車券は220円と変わりませんが、特急券は購入価格の30%のキャンセル料を請求されます。

新幹線が発車した後にもキャンセルすることは可能ですが、特急券に関しては一切払い戻しに応じてもらえないので要注意です。

ちなみに、乗車券に関しては220円のキャンセル料がかかるものの、発車後でも払い戻しが可能となっています。

ただ、乗車券も有効期限を過ぎたら払い戻し不可となるため、早めに手続きを行うようにしてください。

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