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高速バスの選び方・乗り方を大公開!高速バスを選ぶ際のチェックポイントって?

投稿日:2017年10月27日
更新日:

高速バスの選び方・乗り方を大公開!高速バスを選ぶ際のチェックポイントって?

自分に合った高速バスはどうやって選べばいいの?

旅行や出張、里帰り、好きなアーティストのLIVE遠征など、高速バスを利用する機会が年に数回ある人も少なくないのではないでしょうか。

予定が決まり、いざ高速バスの予約をするとなった段階で、多くの人が悩まれるのが、高速バスの選び方。

自分に合ったバスを選びたいと思いつつも、結局のところ高速バス比較サイト等で検索結果として上がった最安値のバスを予約し、失敗してしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。

また、バス自体は問題がなかったものの、乗車時の準備が出来ておらず、快適に過ごすことができなかったという経験談もよく耳にします。

そこで今回は、自分に合った高速バスはどうやって選ぶのかということと、高速バスを乗るときに気をつけておきたい点や事前の準備、乗車時の工夫などをご紹介いたします!

高速バスで快適に過ごしたい方は必見です!

自分に合ったバスはどれ?高速バスの選び方ガイド

自分に合ったバスはどれ?高速バスの選び方ガイド

高速バスの選ぶポイントをご紹介します!

長い高速バスの旅が終わり、バスから降りたとき、「身体がツラい」「疲れている」という声はよく耳にします。
そういった症状を感じる場合のほとんどは、自分に合った高速バスを選べていなかったことが原因です。

高速バスは選び方次第でずっと快適に過ごすことができる便利な移動手段なのですが、ほとんどの人が選び方を知らないために料金のみで高速バスを予約してしまい、その結果、高速バスはしんどいものというイメージを持ってしまうことになります。

車内で快適に過ごしたいとお思いなら、まずは自分に合うバスを選ぶことが重要となります。

自分に合う高速バスを選ぶことが、車内で快適に過ごす秘訣となりますので、まずは高速バスの選び方についてご紹介していきます。

高速バスを選ぶ際のポイントを一つずつ書いていきますので、これから高速バスを予約する予定がある方はぜひ参考にしてみてください。

高速バスの選び方①気になる安全性!何を目安にすれば対策されているか分かるの?

長距離を移動する高速バスや、バスツアーなど、バスを利用する機会はたくさんあります。
バスの設備や座席のバリエーションも増え、私たち利用者の選択肢も広がりましたね。

サービスが増えるのは嬉しいことですが、それにつれ、各社の価格競争が起こってしまうのは、当然のことかもしれません。
価格が下がることは有難いですが、価格を重視するあまり、何より大切な「安全」への意識が薄いのでは?と疑ってしまう会社も正直なところ実在します

では、私たちが安心して利用できるバス会社とは、一体どういうバス会社なのでしょうか。

その判断基準の一つとして挙げられるのが、日本バス協会に加盟しているか、していないか、という点。

日本バス協会は、役所との橋渡しのような役割をしていますが、任意で第三者機関としてバス会社の安全性をチェックすることをしています。
安全性が高いことが確認できたバス会社のみ認定されるので、認定されている会社はより安全性が高いと判断できます。

日本バス協会に加盟するかどうかは任意となり、今ではほとんどのバス会社が加盟していますが、中には入っていないバス会社もあります。

日本バス協会に加盟していると、役所からの連絡事項や指導などの情報が入ってきますので、安全性を意識しているバス会社と言えるでしょう。

貸切バス事業者安全性評価認定制度を知っていますか?

高速バスだけでなく、団体やイベント時のバス移動にも、貸切バスが便利です。
ツアーの観光バスとしても利用され、私たちが貸切バスを利用する機会は多々あります。

しかし、私たちが利用する貸切バス会社が安全確保のために適切な取り込みをしているかどうかを判断することは、実際難しいです。

取り組んでいる内容がわかれば、より安全性の高い貸切バス会社を選びやすくなりますよね。

そこで、第三者機関が安全性を調査し、公表してくれる、そんな制度が平成23年から運用されました。
その制度が、貸切バス事業者安全性評価認定制度です。

貸切バス事業者安全性評価認定制度は、貸切バス会社が、安全性や安全のために取り組んでいる状況をバス協会が評価し、認定する制度です。

これを公表することで、私たち利用者はその貸切バス会社が安全性を意識した取り組みを適切に行っているかどうか、一つの判断材料とすることができます。

認定されているかどうかは、国土省交通省と日本バス協会のホームページで調べることができますし、認定されたバス会社には、専用のシンボルマークがついています。

シンボルマークは、緑と黄色の「SAFETY BUS(セーフティバス)」と書かれたハート形のマークです。
認定されていれば、バスの車体にハート型のステッカーが貼られていますので、一度チェックしてみてください。

こちらは三段階評価となっており、「一ツ星のSAFETY BUS」「二ツ星のSAFETY BUS」「三ツ星のSAFETY BUS」となります。

もちろん「三ツ星のSAFETY BUS」が最高ランクとなり、高速バスでも認定を受けている場合は車体にステッカーが貼られていたり、公式サイト等に記載されていることもありますので、高速バスを予約する前に確認すれば、より安心して乗車することができます。

乗務員(運転手)は何名?毎回点呼はされている?

もし乗務員(運転手)が一名だけだと、あなたは不安になりますか?
安全性に欠けるのではないか、とちょっと心配になってしまいますよね。

乗務員の数は、法律で決まっています。
二名必要な場合は、昼行便の高速バスだと500km以上、夜行便の高速バスは400km以上走行する場合となります。
逆に、この規制内の距離であれば、乗務員が一名でも法律上何の問題もない、ということになります。

二名必要な距離の場合でも、バス車内に乗務員が一名しか見当たらないときは、サービスエリアの仮眠室にもう一名待機していて、休憩時間中に交代している可能性もあります。
乗務員二名の体型が似ていれば、後ろ姿が同じで気づかない人も多いかもしれませんね。

乗務員が高速バスに乗る前は、運行管理者により厳正な点呼をしています。
健康状態、飲酒状態と日常点検や天気、交通状況を確認してから、運行管理者の許可を得て、バスは出発します。

夜行バスに乗ると、乗客休憩時でのパーキングでの交代や、乗客休憩をしない時にも乗務員交代があります。
そのときにも、乗務員同士で体調確認などを点呼します。

乗客に対しての点呼は、切符などのチケットを見せるときと、出発前に点呼がされます。
休憩時は点呼をしない会社もあります。
最初に乗務員が休憩時間をマイクでアナウンスしますので、よく聞いて時間厳守をしてください。

最近では、休憩時間のアナウンスを行わない会社もあります。
そういった場合には、バス前方に休憩時間が書かれたボードが出されていますので、しっかりチェックするようにしましょう。

乗務員がする点呼については、予約を検討している段階で高速バスのホームページを確認しておきましょう。
安全対策を意識的に取り組んでいるバス会社であれば、乗務員がどういった点呼を行っているかを記載しているはずです。

乗客に対しての点呼やアナウンスについても、事前に確認しておくことをおすすめします。
休憩時間ごとに点呼する会社であれば、万が一乗り遅れてしまった場合でも、乗っていないことに気付いてもらえますので、安心です。
また、休憩時のアナウンスについては、乗車する高速バスが夜行便の場合、どうしても「トイレ休憩時には、アナウンスして起こしてほしい」という人と、「トイレ休憩時もそのまま寝ていたい」という人とで意見が分かれます。

「起こしてほしい人」は、休憩時のアナウンスする高速バスを予約し、「寝ていたい人」はアナウンスをしない(休憩時間はボードなどでお知らせする)高速バスを予約したほうが、ストレスを感じず快適に過ごすことができます。

バス車両の安全点検はしっかりされている?

バス車両の安全点検には、

  • 日常点検
  • 定期点検

の二種類があります。

日常点検は、運行開始前と終了後だけでなく、運行途中にも行われます。
タイヤの空気は減っていないか、ライトは付くか、ミラーはしっかり確認できるようになっているか、といった内容の点検です。
もちろん、ガソリン量もチェックされています。

定期点検では、車両に故障は無いかを調べます。
専門スタッフが計画的に車両(エンジンやブレーキ、ハンドルなど)の定期点検をしています。

この安全点検についても、意識的に安全への取り組みを行っている会社であればホームページ上に記載がされています。
一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

夜行バスの場合、仮眠施設は確保されている?

夜行バスを利用する人に気をつけてもらいたい点が、乗務員の仮眠施設。

例えば、東京-大阪間を運行しているバス会社の車庫や事務所が東京にある場合、バスは夜に乗客を乗せて東京から出発し、翌朝大阪に到着。
乗務員は大阪到着後に仮眠を取り、その日の夜にはまた東京に向けて大阪を出発するというスケジュールになります。

つまり、この場合なら、大阪での仮眠施設がしっかりしていないと、乗務員は疲れが取れていない状態のまま、夜には東京に向けて運転を開始するということになります

長距離の運転になりますので、疲れはしっかり取って、万全の体調で運転をしてほしいと思うのが乗客の気持ち。
仮眠施設についての説明がホームページ等でされているバス会社のほうが、より安心できると思いませんか。

高速バスにはどんな車両で運行されている?

現在、高速バスの車両は、ほぼ国内産の車両が使われています。
製造しているメーカーは、いすゞ自動車、日野自動車工業、三菱ふそうトラック・バス、そしていすゞ自動車と日野自動車工業が共同出費して設立されたジェイ・バスがあります。

外国メーカーの車両はあまりなく、韓国のHYUNDAI(ヒュンダイ)のバスを使っているバス会社もありますが、現在は数十台程度です。

なぜ国産車が多いのかというと、日本の道路事情を考えて開発されていることが大きなポイント。

欧州メーカーのバスは、おしゃれな車体が思い浮かびますが、高速バスでは使われていません。
その理由は、両国における車両サイズの法令が違うから。
欧州メーカーのバスは、日本のバスより5cmほど大きく、その大きさだと日本では法令違反になります。
わざわざ日本用に作りかえるとなると、余計にコストがかかってしまいますよね。
それに、欧州では左ハンドル、日本は右ハンドルなので、こういった点からも国産のバスが選ばれています。

バス車両については、もう一つ気をつける点があります。

それが、バスの新しさ

いくら日本の道路事情を考えて開発されている国産バスでも、年数が立てば、脆くなったり欠陥が出始めます。
さらに、最新式のバスに比べると、バス自体に装備されている安全装置のレベルも劣ります。

乗客の安全を第一に考えているバス会社は、ホームページ上の安全の取り組みについて書かれたページに運行しているバスの製造年を記載しています。

乗車する車両について何も記載がないと、「どんなバスに乗ることになるんだろう?」と不安になりますよね。
こういった内容も、安心して乗車するためにはチェックしておきたいポイントとなります。

デジタルタコグラフ、ドライブレコーダー、安全装置は付いている?

デジタルタコグラフとは、搭載しているメモリーカード等から、法定速度で走られているか、休憩時間は守っているかといったことを確認できる装置のことです。

現在、高速バスを作っている上記のいすゞ自動車、日野自動車工業、三菱ふそうトラック・バスは、デジタルタコグラフはもちろん、ドライブレコーダーも付けるといった取り組みがされています。

その他の安全装置については、バス会社の方針によって車両に取り付けられている設備が異なります。
乗車予定のバスにはどんな安全装置が付いているのか、ぜひ確認してみてください。

安全装置が付いているからといって、安全性は100%ではありません。
着用が義務化されていますが、シートベルトは必ずしましょう。

高速バスの選び方②乗車前に確認を!充電設備と必須アイテム

夜行バスのような長距離移動バスに乗り込むときには、多くの人が充電が必要なものを持ち込むのではないでしょうか。

例えば、スマートフォンや音楽プレーヤー、タブレットやゲーム機などです。

これらは充電しなければやがて使えなくなってしまいますが、バスの中で充電がなくなってしまったら困りますよね。
暇が潰せなくなるかもしれませんし、情報をキャッチできなくなってしまうこともあります。

そんな事態を避けるためにも、夜行バスに乗るときには、これらを充電できる術を確保しておく必要があります。

どのような方法があるのか、また、持っていると便利なアイテムは何かなどについてもまとめていきますので、夜行バスに乗る際には参考にください。

バスのどこにある?コンセントを探してみよう!

スマートフォンやノートパソコン、音楽プレーヤーやゲーム機などをバスに持ち込み、バスの中で使うことを想定しているのであれば、コンセント付きの高速バスを予約することをおすすめします。

最近では、これらを充電できる設備の整ったバスも増えてきています。
特に、グレードが少々高めの座席が三列の仕様のバスでは、当たり前のようにコンセントを見つけることができます。

予約時にコンセントが付いているバスなのかを確認しておけば、バスに乗り込んでから「しまった!」となってしまうことを避けられるでしょう。

コンセント付きバスでは、座席付近のどこにコンセントがあるのでしょうか。
これは、バスによって異なります。

例えば、窓の下あたりに設置されているバスがあります。
あまり下過ぎず、しかし上過ぎず、ちょうど良い高さにあるバスがほとんどでしょう。
窓側の席にしかコンセントがない場合には、通路側の人としっかりと分け合いながら使うことを心がけてください。

通路側の席には、肘掛け部分にコンセントが用意されていることがあります。
コンセントがむき出しになっていることもあれば、カバーなどを外さなければ出てこないタイプのものもあります。

こういったコンセントの位置については、事前に調べるか、バスの乗務員に尋ね、場所と使い方などを確認しておいてください。

スマートフォンのシェアがかなり増えてきたこともあり、USB接続端子を設けるバス会社も増えてきました。
モバイル系の充電であれば、これがあれば十分かもしれません。
この場合も、USBポートがどこにあるのかをバス乗務員に確認しておきましょう。

延長コードがあれば安心!

言うまでもありませんが、バスは充電をする場所ではありません。
コンセントがあったとしても、それはあくまでもおまけのようなものであり、必ずしも乗客の使いやすいように設置されているとは限りません

そこで、短めでもいいので、延長コードを持っておくことをおすすめします。

バス車内のコンセントは、手が届きにくい場所や、プラグの形状によっては差し込みにくい場所にあったりすることも少なくありません。
延長コードを持っておけば、そうしたケースにも対処できます。

10cmや20cm程度の延長コードを持っているだけでも、役に立つことがよくあります。
座る際にも邪魔になるのを防いだり、断線防止にもなるでしょう。

USB用のACアダプタを用意しておこう!

最近のバスには、USB接続端子(ポート)が設置してあるというのは上で触れた通りです。
しかし、すべての機器がUSB接続端子に対応しているわけではありません。

スマートフォンやノートパソコンなど、USBでの接続による充電が必要な機器を持っていく場合には、それに対応したアダプタを持って行きましょう。
サイズの小さなACアダプタも数多く出回っていますので、これが一つあるだけでも重宝するはずです。

さらに、音楽プレーヤーや携帯ゲーム機などUSBによって充電を行う機器を数台持っていくときには、USB端子が複数用意されたアダプタがあれば安心。
同時に複数の機器の充電が行えるので、ストレスもかなり軽減されるでしょう。

デジカメなどもUSB端子で充電可能なものが急増していますから、USB端子対応のACアダプタさえあればこうしたものも充電できてしまいます。

アダプタを用意する時には、電圧をチェックしておくこと。
充電したい機器に応じて、このアダプタを選択するようにしましょう。

念のために乗車前にも充電を

予約した夜行バスにコンセントが設置されているかどうかに関係なく、出発前には必ず全ての機器の充電をしておきましょう。

現在ではファストフード店やカフェなどにもコンセントが用意されています。
そこで充電しておけば、夜行バスが走る程度の距離は十分もつほどの電力を確保できるのではないでしょうか。

例えば、JRの高速バス乗り場が東京駅の八重洲南口にありますが、ここの近くのコーヒーショップでは席にコンセントが用意されているので、出発前に充電することが可能です。
また、ラウンジが用意されているバス会社であればそこにコンセントはありますから、出発前に充電を済ませておくといいでしょう。

コンセントやUSBが付いていない高速バスはどうする?

おすすめなのはコンセントやUSBが付いた高速バスですが、こういったバスを予約できないこともあります。

その場合の対策法もご紹介いたします。

旅行に必須のアイテム!モバイルバッテリー

車内で充電が可能なコンセントが設置されていないバスを予約してしまったときでも、モバイルバッテリーを持っていれば充電が可能です。

最近では非常にコンパクトで多くの充電が可能なモバイルバッテリーが増えてきました。

デザイン性にも優れ、女性でも手軽に持ち運べる商品も多く見つけることができます。

このモバイルバッテリーさえ充電して夜行バスに乗り込めば、バスの中でスマートフォンなどの充電がなくなったときにも電力の供給が可能となります。

全てまとめてポーチに入れておけば完璧です

延長コード、ACアダプタ、モバイルバッテリー、こうしたものをまとめてポーチに入れて夜行バスに乗り込んでください。
このポーチがあれば、充電がなくなったときでも困ることはありません。

短い延長コード、コンパクトなACアダプタとモバイルバッテリーを用意しておけば、荷物がかさばったり重くなったりということもほとんどありません。
むしろ、快適でストレスのない夜行バスの旅ができるはずです。

高速バスの選び方③Wi-Fiサービス付きならFree Wi-Fiなのかをチェック!

スマートフォンの普及に伴い、ここ数年の間にWi-Fi(無線LAN)サービスを提供する高速バスも増えてきました。
乗車中に調べ物やオンラインゲームなどをしようとお考えの人には嬉しいサービスですね。

しかし、Wi-Fiサービス付きの高速バスを予約する際には、気をつけないといけない点があります。
それは、キャリアやデバイス等を問わない、Free Wi-Fiであるかどうかということ。

au Wi-Fi、docomo Wi-Fi、SoftBank Wi-Fiなどであれば、有料で契約をしない限り、利用はそれぞれの携帯キャリアのユーザーに限定されてしまいます。

auユーザーがWi-Fiサービスの提供がある高速バスを予約し、利用できるWi-FiがSoftBank Wi-Fiだった場合、無料でこのWi-Fiサービスを利用することはできません。
せっかくWi-Fi付きの高速バスを予約したのに、いざ利用しようとしたときに使えないとなれば、困ってしまうのではないでしょうか。

そこで、Free Wi-Fiの出番です。

キャリアやデバイスを問わないFree Wi-Fiであれば、誰でも利用することができますので、高速バスでWi-Fiを利用したいのであれば、Free Wi-Fiなのかを確認しておくことをおすすめします。

高速バスの選び方④座席(シート)タイプはどれを選ぶ?座席の位置は?

高速バスを利用するときには、色々な座席(シート)のタイプを選ぶことができます。

座席タイプによって価格は変動しますが、複数から選べるため、鉄道や飛行機よりも高速バスは選びやすいのかもしれません。

お出かけの予定が決まったら、まずはどんな座席があるのかを調べてみましょう。

スタンダードは4列タイプ!少し座席の広いバスも

標準となる高速バスは、4列シートです。
多くの高速バス会社から提供されている座席タイプとなり、スタンダードという名称で販売されていることが多いです。

4列スタンダードは、価格が魅力的ですが、隣席の方や前後席の方との距離が近くなるので、窮屈に感じるかもしれません。
シートとシートの間に、ひじ掛けがないことも多く、今はバス会社の配慮により、男性同士・女性同士と組み合わされることが多くなりました。

同じ4列シートでも、少し広いタイプもあります。
座席の幅は変わらないのですが、標準タイプと比べて座席間のピッチが30cm程広く、リクライニングの角度も15度ほどの違いが出てきます。
足元には空間があり、フットレストやレッグレストが付いていることもあります。

価格は走行距離に応じて違いますが、少し金額を上乗せするだけで、同じ4列シートタイプのバスでも足元の楽さが違います。
「価格は安く利用したいけど、快適に過ごしたい」という方は、座席の広いバスをおすすめします。

ゆったり過ごしたいなら3列独立シートがおすすめ!

長距離での移動や一人旅などなら、移動中はプライバシーを大事にしたいと思う人も多いはす。
そんなときは、3列タイプや独立シートタイプの高速バスを選びましょう。

3列シートには、

  • 片側に一席、通路を挟んだ反対側に二席
  • 三席がそれぞれ独立している

ものとの二つのタイプが主にありますが、おすすめは後者の3列独立シートタイプ。

その理由は、それぞれの座席と座席との間に通路があり、隣席と離れているので、休憩時間でも気にせず出入りできるから。
また、仕切り用のカーテンが付いていることも多く、カーテンを閉めれば個室空間が確保されるので、寝顔を知らない人に見られる心配もなく、安心して過ごすことができます。

このタイプになるとアメニティグッズが充実していることも多くなりますので、お値段は4列タイプと比べると値がはりますが、快適な移動が可能になります。

超ハイグレードのバスであれば、左右に1シートずつのバスも見つけることができます。
このようなファーストクラス並みのバスは、普通の人ではさすがに手が出ないでしょう。

しかし、少し頑張れば、3列シートの夜行バスくらいなら選べるのではないでしょうか。
一番安いのは4列シートですが、いざ乗ってみると多くの人が「ほんの少し料金を上乗せするだけでもっとゆったりと移動できるのであれば、3列シートのバスにしておけばよかった」と後悔するようです。

どうしてもお金に余裕がなければ仕方ありませんが、ちょっとの料金アップで圧倒的な快適さが得られることだけは知っておきましょう。

夜行バスでも疲れにくい座席の位置は?

夜行バスに乗ると、多くの人が「疲れ」を感じるようです。
バスは移動手段であり、寝たり休んだりするために作られているわけではありませんので、ある程度は仕方ないのかもしれません。

しかし、それでも夜行バスに乗れば、その中で眠らなければなりません。
睡眠を取らなければ、翌日の体調にも悪影響を及ぼします。

車内での居心地や寝心地を追求したバスも登場してきてはいますが、やはり料金が高い。
できるだけ安い料金でバスを利用するとなると、どうしても疲れが溜まる、あるいはよく眠ることができないバスを選ぶしかなくなってしまいます。

経済的な都合上、どうしても4列シートの夜行バスしか予約できないのであれば、座席の位置でできるだけ快適な環境をゲットするよう試みてみましょう。

超ハイグレードのバスを選ばなくても、少しは疲れが残らない移動ができるかもしれません。

できるだけ後ろの座席を予約しておこう!

バスは縦長です。
前の席と後ろの席では、居心地が違うと言われています。
好き嫌いがあるかもしれませんが、居心地を優先するのであれば、前の席よりも後ろの席でしょう。

後ろの席は人がほとんど来ないため、比較的プライベートな空間を確保することができます。
前に行けば行くほど通路を通る人の数も増えますから、サービスエリアに立ち寄るごとに人が通り、それが快適さや眠りを妨げる可能性があるからです。

「夜行バスではとことん眠りたい」と考える人であればあるほど、後ろの方の席を確保しておくことをおすすめします。

最後尾の座席を取ることができれば、よりプライベートな空間が守られやすくなるでしょう。
座席指定が可能なバス会社であれば、ここを狙ってみてはどうでしょうか。

窓側の席 vs 通路側の席!どっちが良い?

窓側の座席を選ぶか、それとも通路側の座席を選ぶか。
これも予約する時には重要なポイントとなってきます。

はっきり言って、好みです。
窓側が好きな人もいれば、通路側が好きな人もいるでしょう。
ただ、快適さを考えるのであれば、通路側の座席に軍配が上がるのではないでしょうか。

その理由は、通路に足を投げ出すことができるから。
もちろん、人が通る時には引っ込めなければいけません。
しかし、それはサービスエリアに止まった時や、トイレが設置してあるバスで、そのトイレに行く人がいるときくらい。
夜行バスは、そのほとんどが睡眠時間に充てられますから、通路に足を投げ出しておいても人の邪魔になることはほとんどないでしょう。

バスの中で疲れが溜まる原因は、足を伸ばせないことにあります。
通路側を選んでおくと、足を伸ばしやすくなるので、疲れが溜まりにくいと考えられます。

窓側の座席は、冬場は寒いというデメリットがあります。
暖房が効いていても、窓のすぐ外はかなり低い温度となっていますから、それが伝わり体の冷えにつながってしまいます。
冷え性の人は、やはり通路側の座席を選んでおくべきでしょう。

窓側の座席のメリットには、通路を人が通ってもあまり気にならないという点が挙げられます。
また、後ろだけではなく横にも頭をもたれ掛からせることができるため、寝ている時には楽に感じる人も多いかもしれません。

昼間の移動であれば、窓から素敵な景色も眺められるかもしれませんが、夜行バスですから、窓からの眺めは全くメリットとならないでしょう。

どちらにも一長一短ありますが、総合的に考えておすすめできるのは、やはり通路側の座席となりそうです。

走るホテル?完全個室タイプの高速バスもあります!

最近では、完全個室タイプのバスも登場しました。
メディアでは「走るホテル」と紹介されていますが、まさにその通り。

土足厳禁で、入り口で靴を脱ぐホテル仕様。
床はすべてカーペットなので、スリッパが用意されています。

一席ずつ扉がついており、カプセルホテルぐらいの大きさがあります。
新幹線のグリーン車より広いです。

中に入ると、いきなり座席シートになるのは違いないのですが、設置されているのはNASAが開発したゼログラビティシート。
寝返りをうつ必要がないシートで、フルフラットにはならないのですが、体にはジャストフィットします。

シートの角度も横についているボタンで調整できます。

室内はプラズマクラスターイオン発生機があり、空気は綺麗に保たれています。

USBジャック、コンセント、Wi-FiもOK。
ヘッドホンも備えつけられていて、リラクゼーション系の音楽が流れています。

アメニティグッズも充実しており、歯ブラシ・耳栓・アイマスク・ミネラルウォーターも用意されています。
折り畳み式の机もありますので、ノートパソコンを置いて作業をするスペースが充分確保されています。

車内にはウォシュレット付きのトイレやパウダールームもあります。
飲食を持ち込めば、到着までバスから降りずにくつろげます。

一人あたりのスペースは、おおよそ4列シートタイプの3.5席分ぐらいの空間が確保されることになります。

価格も安価ではないですが、交通費と宿泊代の両方を考えれば理想的な価格設定です。

現在は東京発着ばかりですが、いずれは違うコースでも走ってもらいたい「走るホテル」です。

高速バスの選び方⑤トイレは付いてなくても大丈夫?高速バスのトイレ事情

高速バスにはトイレが備え付けられているものと、トイレが一切ないものとの二種類があります。

はたして高速バスのトイレは必要なのかどうか、この点にフォーカスしながら、高速バスに備え付けられたトイレに関するさまざまなことに焦点を当てていきます。
高速バスを選ぶ際の参考にしてみてください。

トイレ付きのバスを選んでおくべきなのはどんな人?

最初にお伝えしておきたいのは、トイレ付き高速バスを選んでおいた方がいい人たちは確実にいるということ。

トイレ付きの高速バスを選んでおくべき人たちを、下記の表にまとめています。

高速バスをまだ利用したことがない人は、自分が当てはまるかどうかを事前に確認しておきましょう。

トイレ付き高速バスを選ぶべき人の特徴
 温度変化に弱く
お腹が緩みやすい
温度変化、特に冷えに弱い人は、トイレ付きのバスを選んでおくことをおすすめします。
夏のバス車内は、空調により、とても冷えています。
冬は外気との気温差でお腹を壊す人も少なくありません。
温度変化に弱く、お腹が緩みやすいと自覚しているのであれば、トイレのあるバスを選択すべきでしょう。
トイレが近い そもそもトイレが近い人は、トイレが備え付けられていないバスを選ぶのは危険。
普段の生活をよく振り返り、頻繁にトイレに行く方だと感じるのであれば、トイレ付きのバス一択となるはずです。
子どもと一緒に乗る 子どもは大人のようにトイレを我慢できません。
もし子ども連れで高速バスを利用するのであれば、トイレがあった方が安心でしょう。
下車したくない 高速バスで長時間移動すると言っても、少なくとも数時間に一度はトイレ休憩に行くことができます。
しかし、サービスエリアなどで降りたくない人もいるでしょう。
特に夜行バスでは、到着まで眠っていたかったり、面倒くさいと感じる人も少なくないはず。
そういう人はバス車内で用が足せるよう、トイレ付きのバスを選んでおくべきではないでしょうか。
酔いやすい バスに酔いやすい人は、トイレがあると安心できます。
酔い止めを飲んでいても何があるかわかりません。
万が一のことを考えて、トイレ付きのバスを選択するようにしてください。
お酒を飲む バスの中でガンガンお酒を飲む人はマナーを考えていないと思いますが、バスに乗る直前にお酒を飲むのであれば、トイレ付きのバスを選んでおくべきでしょう。
お酒を飲むとトイレが近くなりますし、運行時の揺れで酔いやすくなるかもしれないリスクも考え、やはりトイレ付きのバスを選んでおいた方が安心です。
大型連休
年末年始
大型連休や年末年始などでは、道路が混む恐れがあります。
バスは道路の混雑状況に大きく左右される乗り物。
渋滞により到着時刻が予定よりも大幅に遅れることもあるでしょう。
途中で降りることができない高速バスですから、道路が混む時期に利用する予定の人は、トイレが備え付けられているバスを選んでおいてください。
 天候が急変する時期 台風や大雪のシーズンは、渋滞により到着時刻が予定より大幅に遅れることがあります。
高速道路上で立ち往生する可能性もありますので、トイレが備え付けられているバスを選んでおくと安心です。

高速バスに設置されているトイレってどんなもの?

実際に、高速バスに備え付けられているトイレがどのようなものか、利用したことがない人は疑問に思うことでしょう。

バスの中に設置されているトイレですから、非常にシンプルな作りであり、ホテルなどに設置されているトイレとは全く異なる仕様となっています。
しかし、汚いとか不潔であるとか、使いにくいということはほとんどないでしょう。

バス会社もとても気にしている部分がトイレです。
もし汚ければ、お客さんを逃すことにもつながってしまいます。

ほとんどのバスのトイレ空間は決して広々とはしていませんが、清潔さは保たれていると思っておいて間違いありません。

グレードの高いバスであれば、かなり余裕を持った作りのトイレが備え付けられています。
空間も広く、洗面台などもついているので、清潔感があるだけではなく安心感も得られるでしょう。

多くの人が心配しているほど使いにくくはない高速バス内のトイレ。

「これなら問題ない」と思える範囲内であるケースがほとんどです。

トイレの場所はどこ?事前に確認を

バスの中にトイレがあるわけですから、それが見つけられなくて困るなんてことはないはず。
しかし、事前にトイレの場所は把握しておくべきでしょう。

高速バスのトイレ設置箇所には、

  • バスの真ん中あたりに設置されているケース
  • 後方に設置されているケース
  • 二階建てのバスの一階に設置されているケース

と、主に三つのパターンがあります。

夜中、他の乗客が寝静まった後にあちこち移動しながら探し回るのは迷惑行為となります。
バスに乗り込んだ時にトイレの位置を確認しておいてください。

高速バスのトイレには、中に人が入っている時にはランプで知らせてくれる仕様になっているものもありますので、それも合わせて確認しておくこと。
そのようなランプがあれば、自分の席にいながらトイレの中の状況を知ることができますから、無駄な移動をせずに済むはずです。

高速バス内のトイレ使用時の注意点は?

バスは常に走っている状態。
その中でトイレを使用するわけですから、転倒などには十分に気をつけましょう。

高速道路を走っている時は比較的安定するため、それを見計らって利用するのがいいでしょう。

男性は立って用を足す人も多いと思いますが、バス内のトイレはできれば座って利用してください。
清潔に保つための意味合いもあるものの、何よりも座っていた方が安全です。

トイレ完備のバスでも休憩はあるの?

長時間走行する高速バスに関しては、必ずサービスエリアなどに寄り、休憩をとります。

基本的には、トイレが備え付けられているバスでも休憩なくノンストップで走り抜けるということはありません。
しかし、一部のバス会社のトイレ付き高速バスでは、サービスエリア等の立ち寄りは乗務員の交代や休憩のためだけという場合もあります。

どのくらい走行し、何時くらいにどこのサービスエリアで休憩をするのかは、事前に確認しておくこと。
それによってバス内のトイレを使用するのか、それとも休憩まで待つのかを判断してみてはどうでしょうか。

バス内のトイレでは何ができる?

トイレは、基本的には用を足す場所です。
それ以外のことはしないようにしてください。

ハイグレードのバスのトイレは非常に広いスペースが設けられ、洗面所や鏡なども備え付けられています。
しかし、そこでお化粧をしたり歯を磨いたりは、できるだけ避けること。

他のお客さんがトイレを使用したくて我慢しているかもしれません。

トイレが付いているバスの料金は?

トイレが備え付けられているバスは、予約料金も高いのではないか、そう思う人も多いでしょう。
学生さんなど若い人たちにとっては、できるだけ安い料金で高速バスを利用したいと考えるはず。

同じようなグレードのバスであれば、数百円から1,000円程度の差しかありません。
それだけ余分に支払えば、トイレ付きのバスを選択することができます。

ほとんど同額で予約できるバス会社も多くありますから、どうせならトイレ付きを選んでおいた方がいいのではないでしょうか。

トイレのある高速バスを選ぶべき?

さて、以上のことを踏まえた上で、トイレが設置されている高速バスを選ぶべきか否か、という点についてまとめていきたいと思います。

最終的には個人の価値観や体質などによって決定すべきですが、迷っている人は以下を参考にしてください。

トイレはあった方がいい?なくても大丈夫?

何よりも安心感を求めるのであれば、トイレはあった方がいいでしょう。
心配性な人は、トイレ付きバスの予約をおすすめします。

逆にポジティブ思考で「別に大丈夫でしょ」と思う人は、なくてもいいのではないでしょうか。
その代わり、トイレがないバスを選んでしまうと、もしもの時に対応できないので、それだけは頭に入れておきましょう。

乗車するバスの休憩回数を確認しておこう

高速道路を走っていても、一時間~二時間に一度は必ず休憩があります。

そのくらいの時間なら我慢ができる、そう断言できる人は、トイレの付いていないバスで十分でしょう。

「寝てしまえばトイレなんて行かなくて平気」という人も、トイレ無しのバスで問題なさそうです。

休憩時間も事前に確認しておくこと

自分が乗るバスの休憩時間も一応確認しておきましょう。

サービスエリアには他のバスや自家用車、トラックなども休憩のために立ち寄ります。トイレもきっと混んでいるはず。
休み時間が短いとサービスエリアのトイレを使用できない可能性もあるため、バス内のトイレが重宝するかもしれません。

休憩時に周りの人が寝ていたらどうする?

夜行バスでありがちなのが、サービスエリアに停車したにもかかわらず、周りの人が寝ていて自分の席からなかなか移動できないという状況。

そんな時は、仕方がありませんので、声をかけて通してもらいましょう。
バス内にトイレがあれば、こんな状況の時にも、迷惑をかけてしまう人の数を減らせるのかもしれません。

トイレ無しのバスでトイレに行きたくなってしまったら?

トイレが設置されていないバスを選択したけれども、乗車中にトイレに行きたくなってしまったらどうすればいいのでしょうか。

この場合、厳しい状況を次の休憩まで耐え抜くか、どうしても耐えきれない場合は乗務員に声をかけて相談してみましょう。

他の乗客や乗務員に迷惑をかけてしまう方法しか残されていません。

やはり、バスにトイレがあるというだけで、安心感が確保できることは間違いなさそうです。

高速バスのトイレや休憩時に考えられるピンチ

高速バスの車内にトイレがあれば、確かに安心感はあります。
しかし、それだけで100%安心してはいけません。

ここでは、高速バスのトイレに関するトラブルや考えられるピンチについてまとめます。
休憩時のトラブルなどに関しても触れていくので、高速バスに乗る前に予習しておきましょう。

バス内のトイレ使用時に襲うかもしれないピンチは?

まずは、トイレに関するトラブルやピンチから。

十分に注意しておけば、これらのトラブルはきっと避けられるはずです。

トイレに行く時に怪我をする恐れあり

トイレを使用する時はバスが移動中のため、転倒には十分に注意しましょう。

特に、夜行バスでは足元もよく見えません
足首を捻ったり、座席に体や頭をぶつけないように気をつけてください。

トイレのあるバスには、段差があることも多いので、踏み外さないよう、ゆっくりと確認しながら歩きましょう。

トイレットペーパーはどこ?

ホルダーにトイレットペーパーがない、そんなトラブルもあるかもしれません。
しかし、トイレ付きのバスでは事前に十分な数のトイレットペーパーを用意しています。

室内の手の届くところにあるはずですから、落ち着いて探してみましょう。

用を足す前にトイレットペーパーの存在を確認した方がいいかもしれません。
そうすれば、安心して使用することができます。

手が拭けるようタオルの準備を

トイレを済ませて手を洗ったけれども、その手を拭く紙などがない、こんな状況も考えられます。

そもそも、紙などが用意されていないバスもあるので、トイレを使用する時には自分のタオルなどを持っていきましょう。

汚してしまった時にも使えるよう、トイレ用のタオルを一枚用意しておくと安心です。

休憩時にだってピンチに遭遇する可能性あり!

トイレ休憩などのためにサービスエリアに立ち寄ることも多い高速バス。

こんな時のトラブルやピンチもまとめておきます。

「自分は絶対に大丈夫」などとは思わずに、可能性はゼロではないと考えながら、備えておきましょう。

バスからスムーズに降りられない?

せっかく休憩所に着いたけど、靴が履けなくてバスからスムーズに降りることができない、なんてこともあるかもしれません。

女性はバスに乗っている間に足がむくむこともあるでしょう。
履きにくい靴ではなく、すぐに脱いだり履いたりできる靴で高速バスに乗ることをおすすめします。

服装にも同じことが言えますし、目が悪い人はメガネをすぐに着用できるよう準備しておくことも忘れないでおきましょう。

自分が乗るべきバスはどこ?

サービスエリアには他にも多くのバスが停車しているはず。
トイレなどに行き、戻ってきたら自分の乗るべきバスがわからないということも考えられるでしょう。

バスを離れる前にバスの特徴や、停車場所などを確認してからトイレなどに向かうようにしてください。

サービスエリアに置いていかれないためには?

これは非常に稀ではありますが、乗客の人数確認の甘い乗務員の場合、まだ戻ってきていない人がいるにもかかわらずバスを発車させてしまうことがあります。

これは、休憩時間の終わりを把握せずに、時間通りに戻らない方も悪いので、時間は必ず守るようにしてください。

時計や携帯電話を必ず持ち、時間に遅れないよう気を使いながら休憩するようにしましょう。

高速バスの選び方⑥持ち込めるのは何個まで?大きさは?手荷物ルールをチェック!

必要な物をスーツケースやバッグなどに詰めて大きくなった荷物。

高速バスでは、荷物の個数やサイズも制限されています。

乗る前に荷物の個数や大きさをチェックしておきましょう。

車内で持ち込むものとトランクに預ける荷物

ほとんどの高速バスは床下にトランクがあり、このトランクに荷物を預けることができます。
車内もトランクにも、何を預けてもいい、というわけではありません。

飛行機のように荷物を厳しくチェックされるということはあまりありませんが、持ち込み禁止となっている物もありますので、確認しておきましょう。

車内持ち込み禁止のものは?

日本全国のバスでは、これらが全て持ち込み禁止です。
トランクに預けることも、車内に持ち込むこともできません。

  • 刃物
  • バッド
  • ゴルフクラブ
  • 発火引火する物(ガスバーナー、大量のライターやマッチ)
  • ペットや生き物
  • 車内に傷が付いてしまう物(長い棒)
車内に持ち込める荷物の大きさは?

車内に持ち込めるサイズは、バス会社によって異なりますが、基本となるのは重量10キロと高さ・幅・奥行きの三辺合計が90センチ以内です。

車内に持ち込むのは、お金などの貴重品と、スマホやゲームなどの精密機器、クーラーが効きすぎて寒いときがあるので上着を一枚持っておきましょう。

トランクに持ち込めないものは?

トランクルームは温度管理がされていませんので、高温になる場合もあります。
また、荷物を一つ一つ固定するものはありませんので、揺れて他の荷物とぶつかってしまう場合もあります。

そのため、トランクには以下の物は持ち込み禁止となっています。

  • 貴重品
  • ペット
  • 生もの
  • 精密機器
  • 楽器などの破損すると大きな支障がでるもの
  • 引火しやすいもの
  • 危険物

大型の楽器やスキー・スノーボード板、サーフボード等はバス会社により規定が違いますので、確認が必要です。

自転車を積み込めるバスがあります

自転車のような大きなサイズのものは、一見持ち込みはできないと思うかもしれませんが、許可している会社もあります。

ほとんどが有料ですが、無料のところもあります。
ただ、積み込む場合は、自転車そのままではなく、輪行袋に適切に収納する必要がありますで注意してください。

現時点で自転車積み込み可能なバスは、ブルーライナー(輪行プラン)、ウィラー(自転車詰め込みプラン、(輪行プラン)JR四国バス(観音寺エクスプレス号、なんごくエクスプレス号のみ)等があります。

楽器を積み込めるバスがあります

サイズによっては、楽器をトランクに積み込めるバス会社もあります。
※大型の楽器となると、断られる場合がほとんどです。

トランク内は、温度管理や固定がされていません。
そのため、楽器がダメージを受けたり、壊れてしまう可能性がありますが、そこは自己責任となりますので注意してください。

ユカタ交通とVIPライナー(グランシアとアクアライナー)、ブルーライナーが現時点では楽器の積み込み可能です。
ただし、大型楽器(ウッドベース・ピアノ・ドラム)などは積み込めません。
ギターくらいの大きさが限度となります。

高速バスの選び方⑦アメニティは用意されている?サービス内容を確認しよう

数年前の高速バスには、ブランケットと使い捨てのスリッパだけしかありませんでした。
最近では、付属するアメニティもバラエティに富んでいます。

高額なプランの夜行バスであれば、ブランケットやスリッパだけでなく、エア枕やおしぼり、飲み物、ビデオやオーディオが用意されている場合も。
これは、バス会社や座席プランによって内容は違いますが、どれも長時間のバス旅に嬉しいものばかり。

最近では、座席と座席の間に間切り用のカーテンがついているバスが増えています。
カーテンがあると、ちょっとした個室のような感じになります。
隣の人に寝顔を見られる心配もありません。

コンセントや無線LANがついているバスもあります。
長時間のバス移動なので、バス内でスマホやパソコンでネットができると退屈しのぎにもなりますね。

マルチメディアモニターで映画を見たり、ゲームを楽しんだりすることができるバスもあります。
バス内での過ごし方に、時間を持て余してしまう方は、このような座席プランを選んでみるのもいいですね。

座席プランを選ぶ時には、ぜひアメニティも比べてみてください。

高速バスの選び方⑧いつから予約できる?タイミングをチェック!

高速バスもホテルを予約するのと同じように、いっぱいになれば満席で乗れないし、早すぎたら予約を開始していない、ということがあります。

では、一体いつから予約できるのでしょうか。

バスを予約できる時期は、バス会社により異なります。
また、繁忙期か閑散期かによっても変わってきます。

予約をする際には、どの時期に予約をするのが良いのか、意識しておきましょう。

私鉄高速バス各社の場合は?

予約は1ヶ月前の同日から可能です。

近鉄なら大型連休や金土日や祭日は使えませんが、28日前予約や1日前予約で安くなります。

旅行会社で取る場合は、日本旅行のバスぷらざとJTBがあります。

その他のバス会社の場合は?

3ヶ月前から予約を開始しているところから、1ヶ月前の販売になるところまで、会社によってさまざまです。

連休等の座席が埋まりやすい時期にどうしても乗りたいバスがあるなら、乗車予定日の座席の販売時期をバス会社に問い合わせるのが確実です。

急遽高速バスに乗らなければいけなくなったら、どうする?

明日出張が入ってしまった、帰省しなければいけないなど、高速バスを利用する目的は余裕をもって計画を立てられる旅行だけではありませんよね。

当日や次の日など急遽高速バスを利用しなければいけない状況になることは、決してめずらしいことではありません。

そのような場合には、まずバス会社に直接電話をして問い合わせてみてください。

夜行バスの当日予約については、当日予約できる東京-大阪の夜行バスは?シートタイプ別にご紹介!で詳しくご紹介していますので、興味がある方は一読ください。

格段に楽になる!高速バスの乗り方ガイド

格段に楽になる!高速バスの乗り方ガイド

高速バスに乗るときのコツをご紹介します!

ここまでに「どんな高速バスを予約をするか?」を決める判断基準を自分に合ったバスはどれ?高速バスの選び方ガイドにてご紹介してきましたので、次は高速バスの乗り方についてご紹介していきます。

予約方法や決済方法、車内でラクに過ごすことができる服装や便利グッズ、車内での飲食などについて書いていきますので、ぜひご参考ください。

高速バスの乗り方①どんな予約方法がある?

高速バスは、電話予約もできますが、おすすめなのはネット予約。

高速バスを予約する際、まずは出発地から行き先まで、どのバスがあるか調べましょう。
パソコンやスマホから検索すれば簡単です。
時間帯や座席タイプ、トイレ付き、女性専用など、細かい条件を指定して検索できるサイトもあります。

気になるバスを見つけたら、そのバス会社の予約サイトでも比較してみます。
価格や座席タイプ、女性専用バス、男女で席が分かれているか等もチェックします。

自分に合ったバスを見つけたら、そのバスを予約します。
購入方法は、予約サイトにあわせて手続きを進めます。

高速バスの乗り方②どんな決済方法がある?

支払い方法は、オンライン決済やコンビニでの支払いがほとんどですが、予約サイトによっては、pay-easyや銀行振込などがあります。
クレジットカードが使えるかどうかは、バス会社のホームページで確認できます。

コンビニ決済を選んだ場合は、操作終了したあとに発行される受付票をレジに持っていき、支払いを済ませます。
乗車券や乗車券の代わりとなるレシートが発行されますので、乗車時まで大切に保管しておきましょう。

バス会社の窓口にある発券カウンター、発券機で直接購入できる場合もあります。
窓口のサービスカウンターや発売機で購入した場合も、乗車券などが発行されますので、こちらも大切に保管しておいてください。

クレジットカード払いなら、メールまたはメール本文を印刷した紙が必要となります。

高速バスの乗り方③予約と決済が終わった後はどうする?

座席の予約と購入手続きが終われば、乗車地や集合時間を再度確認しておきましょう。

乗車の際に必要なもの(乗車券など)も予め準備しておくと、なお良いです。

事前にしっかり確認や準備をしておくことで、乗車当日に慌てることなくスムーズに乗車することができます。

バスが到着してからどうするかも、予め決めておくとスムーズです。
直接目的地に行くのか、しばらく周辺で時間を潰すのか等、到着予定時間は公表されていますから計画を立てておきましょう。
ただし、道路状況によって前後しますので、計画には時間の余裕を持たせてください。

高速バスの乗り方④乗車当日は?

自分の座席は、

  • バス入口あたりに貼られている座席表で確認する
  • 乗務員に直接確認する
  • 乗車券に記載されている

といったケースがあります。

自分が乗るバスがどのタイプなのか確認し、乗車時間になって慌てることがないよう余裕を持って、バス乗り場へ向かってください。

高速バスは出発時間が決まっていますので、定刻になると出発してしまいます。
道に迷って乗り遅れることがないよう、事前に乗車場所までの行き方を確認しておきましょう。

高速バスの乗り方⑤ラクに過ごせる服装は?

出かける前に、「何を着ていこう?」「何を履いていこう?」と迷った経験があると思います。

高速バスでの移動は10時間、11時間、ときには12時間と長時間に及ぶこともあります。
限られたスペースの中で、長時間のバス旅をくつろぐには、まず服装がポイントです。

では、一体どのような服装が良いのでしょうか?

女性におすすめな高速バスに乗るときの服装は?

夜行バスの場合は、目的地に到着してすぐに行動ができるよう、服装もバッチリ決めたいと思うのが女性ならでは。
ですが、それではなかなか眠ることができなかったり、くつろぐことができません。
だからと言って、ジャージ系の楽なものを着たまま、お出かけするのもちょっと恥ずかしいですよね。

そこでおすすめしたいのは、春夏はゆったりとしたワンピースにカーディガンを持っていく。
秋冬にかけては、ウエストの部分がゴムでできたロングスカートやガウチョパンツに、上はカーディガンだけで充分です。

「足が冷えたりして冬は寒くないの?」と疑問に思われるかもしれませんが、バスの中にはブランケットが用意されていることが多いので、それだけで調節できます。
中にたくさんシャツやブラウスなどを着こんでしまうと、長時間座っていると疲れてしまいますし、知らないうちにストレスになり、肩こりや疲れが出てしまいます。

足元は、ヒールはやめましょう。
スリッポンタイプのものが一番良いのですが、きれいに見せるには、春夏はサンダル、秋冬はムートンブーツが一番です。

これで、ちょっとした身だしなみを整えるだけで、到着後からは疲れを感じずに行動ができます。

男性におすすめな高速バスに乗るときの服装は?

最近のバスは座席タイプもいろいろありますが、格安の4列シートタイプなど狭い空間で知らない人が隣に座られると気になる方もいます。
そんな時に気にせず快適に過ごせる男性におすすめの服装をお教えします。

窮屈で足が伸ばせなかったり、組替えたりできないことにストレスを感じる方が多いので、ズボンはゆったりできるスウェットパンツにしましょう。
スウェットパンツも今は量販店でオシャレなものがたくさん出ています。
今や就寝時に着るというイメージはなく、普段着としても使えるものがありますので、こういったものを選びましょう。

上着はチャックがついている前開きタイプのパーカーが◎。
前開きができるものだと、寒いと感じたらひざ掛けに、はたまた丸めて枕代わりや腰当てとして使えます。
また、アイマスクだと周囲の目が気になる方や、耳が痛くなる方には、頭からスッポリとかぶって寝ることもできます。
このパーカー一着で何役もこなしてくれます。

この上下で、オールシーズン調節ができる必須な服装です。

足元はスリッポンタイプの履物が良いです。

長時間座っていてもシワも気にすることなく、体を圧迫されることなく、快適にバス移動ができます。

高速バスの乗り方⑥車内に持ち込むと快適に過ごせる便利グッズは?

手ぶらで夜行バスに乗る人はいないはず。
どのような旅行をする人でも、ある程度の荷物を抱えて乗車することになるのが夜行バスです。
それは、旅行先で使うものだけとは限らないでしょう。

ここで取り上げるのは、夜行バスの中で快適に過ごすために必要なアイテムたち。

何を持っていけばいいのかとともに、意外といらないかもしれないモノまでをピックアップしていきます。

ぜひ参考にしながら、万全の準備をした上で夜行バスの旅を楽しみましょう。

持参必須!これを持っていかなければバスに乗れません

最初に紹介するのは、持っていなければ夜行バスに乗ることができないモノたちです。

乗り込む瞬間につまずかないよう、以下のものは必ず用意しておきましょう。

予約をした時に受け取ったメール

今では、インターネットを利用して夜行バスのチケットを予約する人も多いはず。
この方法で予約したのであれば、その時にバス会社などから受け取った予約確認のメールを用意しておいてください。

このメールには、バスの予約に関する情報が詰まっています。言ってみれば、これが予約の証明になるのです。
また、自分が乗り込むバスの情報やバスの停留所の情報なども掲載されていたり、リンクが貼られていることもあるはず。
スマートフォンなどでそれを確認しながら現地へと向かいましょう。

夜行バスの乗車券

夜行バスのチケットがなければ、乗ることができませんよね。
言うまでもなく、これも当然、持参しておくこと。

現在ではスマートフォンの画面にそのチケットを表示し、それを受付やスタッフに見せることでバスに乗れるシステムを採用しているバス会社も増えてきています。

予約確認のメール本文をプリンタで印刷してチケットとしているところもありますし、コンビニなどで発券する方法もあるでしょう。

バス会社や発券方法によって変わってくるため、ベストな方法を選択し、乗車券として確保しておいてください。

バスに乗り込む時に名前や予約番号を伝えるだけで乗れるところもあります。
その場合には、その予約番号を忘れないよう控えておきましょう。

念のために領収書も

どのように支払いをするのかにもよりますが、領収書が出るような方法で支払いをしたのであれば、その領収書も持って行きましょう。
チケット代を支払った証明となります。

必要ない場合も多いですが、何かトラブルが起きた時のために持っておいた方が安心です。

ストレスを溜めないために持っていきたいモノは?

夜行バスに乗り込んだ後、目的の地に到着するまでの時間をどう過ごすか。これはとても重要です。

このバスの中での時間が不快なものとなってしまったら、せっかくの旅も楽しいものにはできません。

ここからは、夜行バスに乗っている間、ストレスを溜めないようにするために準備しておきたいアイテムを紹介していきます。

可能な限り持って行くことをおすすめします。

照明や光を遮ってくれるアイマスク

ちょっとくらい明るくないと眠れないという人もいるかもしれませんが、逆に、光があると眠れない人も多く、後者の場合にはアイマスクが必須のアイテムとなることは間違いありません。

パーキングエリアなどに停車する時に照明をつけるバスもありますし、窓から外の光が差し込むこともあります。
また、近くの席の人がスマートフォンなどをいじっていれば、それが睡眠を妨げる原因にもなりかねません。

光に敏感な人はアイマスクを持っていくと、必ず役に立ちます。

音を遮断してくれる耳栓

光とともに遮りたいのが音。
車内では数十人が狭い空間にいて、他の人がどのような音を出すのかは、一緒に乗ってみるまでわかりません。

耳栓があれば、他の人が発する音を遮断することができ、ぐっすりと眠ることができるでしょう。

もし耳栓を忘れれば、小さな物音がずっと気になり、一睡もできないなんてことも。

音に敏感な人にとっては、耳栓はマストアイテムなのです。

結局必要になるであろうマスク

マスクは、つける人とつけない人とに分かれると思います。
しかし、結局必要になることが多いのがこのアイテム。

夜行バスの中と日常生活は違います。

狭い空間に何十人もの人が一緒にいるのがバスというものである、これは上でふれた通り。
密室ですから、ニオイも気になってくるはず。
風邪をうつされる可能性だって否定はできません。

そうしたことを考えれば、やはりマスクの存在は大きくなってくるでしょう。

女性にとっては、素顔や寝顔を隠せるというメリットも持っています。

かさばるものではないですし、使い終われば捨てることができるので、一枚から二枚は持っておいて損はないはずです。

空気を入れて膨らませるタイプの枕

「夜行バスの中では絶対に眠りたい!」と考えている人は、空気を入れて膨らませることができる枕を持って行ってください。

これがあるのとないのとでは、睡眠環境が全く異なります。

首や肩も疲れにくくなりますし、リクライニングを倒せなくても苦痛を和らげることができるでしょう。

使ってみればわかる有能なアイテム、それがこのネックピローです。

女性なら絶対に持っておきたいモノは?

男性よりも、きっと女性の方が、長時間他人とバスに乗っていることにストレスを感じるのではないでしょうか。

特に女性が用意しておきたい、夜行バスに欠かせないアイテムたちを紹介していきましょう。

メガネは何かと便利です

コンタクトレンズをずっとつけていると、目が疲れてしまいます。

バスの中では、できるだけメガネで過ごした方がいいでしょう。

目がいい人でも、メガネを持っているととても便利。
顔を隠すことができますから、マスクと同様、素顔や寝顔を見られることを防ぐことができます。

とても有能なスリッパと靴下

夜行バスで一夜を過ごしたことがある人はわかるはずですが、靴を履いたままでは、本当に窮屈に感じてしまいます。

スリッパがあればとても楽で、足も汚れません。

靴下も履けば、冷え性対策にもなります。

自分の足に合うものを持っていきましょう。

圧着ソックスなど、むくみを予防してくれる靴下であれば、長時間座り続けても安心できるのではないでしょうか。

メイク落としのためのシート

他人がいるとはいえ、できればメイクを落として過ごしたいですよね。

メイクしたままだとお肌にもよくありません。

メイク落としに使えるシートを用意しておきましょう。

すっぴんになってもマスクとメガネがあれば大丈夫。
リラックスすることを優先してください。

化粧水やクリームの類も活躍

化粧水やクリームなどを持っていけば、乾燥からお肌を守ることができます。

がっつりと塗りたくることはできないと思いますが、乾燥を感じたらさっと付けられるようなものを用意しておくことで、お肌の状態を保ったままバスの旅を楽しむことができるでしょう。

化粧品のニオイが気になる人もいるので、できれば無香料のアイテムを選択しておくことをおすすめします。

季節ごとに用意しておきたいアイテムは?

季節が変われば、夜行バスで持っていきたいものも変わってきます。

主に夏と冬で、どのようなアイテムがあると安心して過ごすことができるのかを見ていきましょう。

夏に必須なのは汗対策グッズ

夏といえば、汗ですよね。
この汗対策のためのアイテムは必ず用意しておいてください。

例えば、制汗剤。
おすすめめはクリーム状のもの。
スプレータイプのものは無香料でも音が気になりますし、白い噴射を見ただけで不快に思う人もいるので、こっそり濡れるタイプのものにしておきましょう。

汗拭きシートなども必須のアイテム。
これがあればいつでも快適さを保つことができるはず。
やはり無香料のものを選ぶことを意識してください。

冬はカイロがあれば安心

冬の必須アイテムといえば、カイロです。

バスは真冬の中を走っていきます。
暖房はついているはずですが、窓から伝わる冷気は案外身に応えます。
バス内の温度は座席によって異なることもあり、自分が座ったところが特に冷える箇所かもしれません。

女性は特に冷えが気になるでしょうから、カイロを準備し、冬の寒さに備えておきましょう。

行く場所別!これがあると使えるかも?

季節だけではなく、行く場所によっても持って行った方がいいものがありそうです。

非常に限定的ではありますが、夜行バスで行く場所別に必要なアイテムなどをまとめてみましょう。

コミックマーケットに行くなら何が必要?

夜行バスに乗ってコミックマーケットに行く人たちは少なくないはず。

ぜひ用意しておきたいのが、軽食です。

コンビニなどで購入してもいいですが、コミックマーケットの会場近くのコンビニはきっと混むでしょう。
あらかじめ用意しておくことで、好きなときに朝食を食べることができます。

少しかさばるかもしれませんが、バッグなどに入れておくと後々助かるはずです。

テーマパークや遊園地に必要なモノは?

ディズニーランドやディズニーシー、あるいはユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどのテーマパークに行く場合、タオルやピクニックシートなどがあると便利。

夏は開園を待っているだけで汗だくになるでしょう。
行く場所にもよりますが、開園までの時間をピクニックシートに座って過ごせば、脚は楽ですし、体力を温存することができます。

コンサートやライブに必要なモノはある?

アイドルのコンサートやバンドのライブに行くのであればコレ!と改めて言うようなアイテムは、実はあまりありません。

強いて言えば、コミケ同様に朝食や飲み物があれば安心です。
あるいはタオルやカイロなども必要であれば用意しておきたいところ。

応援グッズなどを持っていくことがあるかもしれませんが、保管には十分に注意しましょう。
バスの下部のトランクルームに荷物を入れる場合、バッグ等に入れていても傷がつくことがあります。

現地調達できないものは、手持ちのバッグなどに入れ持ち歩いた方が安心できます。

ウインタースポーツを楽しむなら?

スキーやスノーボードなどのウインタースポーツを楽しむなら、やはり軽食の持参は必須。

カイロももちろん用意しておいてください。

スキーやスノボーなどができる施設の周囲には何もないことがほとんど。
買い物も施設内でしかできません。もちろん混み合いますし、欲しいものが手に入るとも限らないでしょう。

到着後のことをイメージして事前に用意しておけば、後で困ることもないはずです。

持って行ったら無駄になるかもしれない持ち物は?

周到に準備しておいたけれども、旅が終わってみたら使う機会がなかった、というアイテムも出てくるでしょう。

多くの人が、「あれ、意外と使わなかった」と思うものを挙げていきます。

参考にしながら荷物の準備をしてみてください。

結局使わないことが多いのはゲーム機

「バスの中は暇だろう」というイメージから、暇つぶしのために携帯ゲーム機を持っていく人も少なくないようです。
ただ、夜行バスの中では、あまり使用機会がありません。

周りは寝ているのに一人でゲームをしていれば、その光や音などで他の人の邪魔をしてしまいます。
周りの人やバスの乗務員に注意されれば気まずくなるだけ。

到着後に使う機会はあるかもしれませんが、少なくとも夜行バスの中では使用頻度はあまり高くないので、荷物が多くなりそうであれば、置いていってもいいのかもしれません。

酔い止めは持っていれば安心だけど?

100%酔うというのであれば、酔い止めは必須。

念のために持っておいてもいいのですが、「実際使わなかった」という人が多いようです。

必要ないとまでは言いませんが、体調や体質などを考慮して持っていくかどうか決めましょう。

バス会社の用意するアメニティで十分?

ひざ掛けやブランケットの他にも、バス会社が用意してくれているアイテムは意外と多いもの。

上で紹介したスリッパやアイマスクも、非常にチープなものですが、用意してくれているところも増えてきています。

高級バスとなれば、そこそこのクオリティのものが用意されているので、そのようなバスを利用するのであれば、個人で持っていく必要は一切ありません。

飲み物や、枕としても使えるクッションなどが備わっているバスもあります。

自分が予約するバスはどこまでアメニティを用意してくれているのかをチェックしながら自分の持ち物を整理してみてはどうでしょうか。

高速バスの乗り方⑦車内で小腹が空いたときにおすすめの食べ物は?

高速バスの移動中にお腹がすいてしまったら、どうしますか?

「お腹がすいて眠れない!」「お腹がぐ~っと鳴って、恥ずかしい!」
そんな状態では快適に過ごすことができませんよね。

となると、バスの中で飲食をすることになるのですが、バス内で飲食するときはちょっとした注意が必要です。
「今食べたい物」を優先して選んでしまうと、周りから白い目で見られることになります。

バスの中は密閉空間。
普段気にならない少しのニオイでも、バス車内では匂いが充満してしまいます。

音にも注意が必要です。
寝ている人も多い中、袋の音をガサガサ、噛む音がボリボリと響き渡ってしまうかもしれません。

そこでおすすめしたいのが、下記にピックアップしたおやつです。

乗る前に買って、車内持ち込み用のカバンにも入れておけば安心です。

高速バス車内で食べるおすすめのおやつは?

おやつの選び方にもポイントがあります。

においがしないもの、噛む音や袋をあける時音がしないもの、ニオイがすくない物を選びましょう。

おすすめのおやつをご紹介します。

バス車内で食べるおすすめのおやつ
グミ 匂いも気になることなく、音もせず、噛み応えと食べ応えがあり、小腹がすいた程度ならば充分です。
容量もコンパクトでカバンにひとつ入れておくと重宝します。
おしゃぶり昆布梅 渋い選択ですが、音はせず、甘いものが苦手な方にはオススメです。
長い時間噛んで、満腹感を得ることができます。
また、バス酔いにも効果がありますので、バス酔い対策には必需品です。
ドライフルーツ ダイエット中の人でも、どうしても我慢ができなくなったらドライフルーツをと言うぐらい、良いおやつです。
果物に含まれている果糖は急激に血糖値を上げることもなく、ゆっくりと吸収されて血糖値を上げていくので腹もちがよいおやつナンバーワンです。
ドライフルーツは噛みごたえもあり、より一層腹もちをよくしてくれます。
ナッツ類 数種類ありますが、おつまみコーナーに売っているミックスナッツは、食べても音もせず、匂いもなく、ミックスナッツに含まれている様々な形や大きさで、歯ごたえがあり満腹中枢を刺激してくれるので、少量で満腹感が長時間続きます。
ただし、揚げたものや味付けがされているものは匂いがするものもありますので、選ぶ際には注意が必要です。
駄菓子のドーナツ ドーナツでも駄菓子コーナーで販売している某ミニドーナツ。
4個入りでシェアもできます。
口の中の水分を取られてしまい、水分を多く取ってしまうので、トイレが近い人は注意が必要です。
バームクーヘン ひとつで、お腹がドーンと膨らみます。
ただ、しっとりとしたものを選ばないと、口の中の水分を取られてしまいます。
口が乾いて水分を取りすぎるとトイレに行きたくなりますので注意して選ぶようにしましょう。
マシュマロ 無音中の無音です。
中にチョコやイチゴの入ったものだと香料はあるのですが、ほとんど無臭です。
また、コーヒーなどと一緒に食べると腹持ちがよくなります。

注意するべきおやつは?

お煎餅やあられ、ポテトチップスなどのスナック菓子は、袋はガザガザと音が鳴り、独特の臭いが周囲への害を及ぼすこともあります。

夜行バスの場合は、

  • 休憩中のサービスエリアや消灯前に袋ものは先に開けておくこと
  • 匂いの強いものは選ばないこと

が、周囲に迷惑をかけないためのポイントとなります。

快適なバス移動を過ごすには、持っていくお菓子にも心がけましょう。

高速バスの乗り方⑧車内で喉が渇いたときにおすすめの飲み物は?

高速バスは密室のような状態なので、空調設備され少しでも快適に過ごせるよう配慮されています。
が、その分空気が乾燥してしまうため、喉が渇いてしまいます。

水分補給を怠ると、長時間のバス移動はエコノミークラス症候群になるリスクも高まります。
エコノミークラス症候群を予防するためにも、水分補給はしっかり行っておきましょう。

かといって、トイレ付きではないバスの場合だと、トイレが近くなってしまうのも困りもの。

そこで、高速バスを利用するときにおすすめの飲み物と、避けた方が良い飲み物についてご紹介していきます。

トイレが近くならない?おすすめの飲み物

高速バスに乗車しているときにおすすめとなる飲み物は、

  • イオンウォーター
  • ミネラルウォーター
  • 麦茶

です。

イオンウォーターは、少し糖分が気になりますが、身体の水分バランスを整えてくれるので、エコノミークラス症候群が気になる方におすすめです。

ミネラルウォーターは、軟水と硬水があり、好みがあるのでどれとは言えませんが、ダイエットしている方で、少しずつ飲む方は硬水です。
ゴクゴク飲んでしまう方には、軟水がおすすめ。
硬水は飲みすぎると下痢になる場合があるからです。

一番おすすめなのは、麦茶。
ノンカフェインで、血栓を予防する効果が期待できると言われているので、エコノミークラス症候群の予防につながります。

健康・美容に話題のルイボスティーや黒豆茶もノンカフェインで人気ですが、利尿作用があるので、やはり麦茶がおすすめです。

オレンジやリンゴなどのジュースにもカフェインは入っていませんが、糖分が多く入っているのでおすすめできません。
それに、おいしいから余計にゴクゴク飲んでしまいますよね。
必要以上に飲んでしまってはトイレに行きたくなるのも当然のこと。

となると、やはり麦茶。
麦茶だと自動販売機やコンビニで売られていますので、気軽に手に入ります。

よりおすすめなのは、ホットもしくは常温の麦茶
冷たいものしか売っていない場合は、早めに購入して常温に近づけるようにしておくことをおすすめします。
夜でもカロリーを気にせず飲めますので、一本あると安心です。

トイレが近くなりやすい!おすすめできない飲み物

カフェインが入っている飲み物は利尿作用があるため、トイレが近くなってしまいます。

カフェインの量は、多い物からコーヒー、緑茶、紅茶、ウーロン茶の順で含まれています。
実はコーラにもカフェインが入っています。
高速バス内にトイレがあるのなら良いのですが、トイレの無いバスの時は控える方が無難です。

カフェインには覚醒作用もありますので、夜行バスなどバスの中で睡眠をとっておきたい方は寝付けなくなる可能性があり、おすすめできません。

アルコール飲料も寝られるかもしれませんが、トイレが近くなりますし、ビールなどは匂いが車内に充満します。
疲れてビールを飲んでそのまま寝て、大きないびきをかいて周囲の人に迷惑をかけないようにしましょう。
アルコールが弱い人、全く飲めない人にとっては、匂いだけでも不快であるということを頭の隅に入れておいてください。
アルコールに無臭は無いので、バスに乗っている時は我慢してください。

高速バスの乗り方⑨乗車時のマナーは?

密室に近い状態の高速バス。
移動時間が長いので、お互いが気持ちよく過ごしたいもの。

そこで、高速バスで最低限知っておいてほしいマナーを紹介します。

飲食のマナーは?

もしあなたが4列タイプのバスに乗っていて、隣席の人が焼肉弁当や匂いが強い食べ物を食べていたら、どう思いますか?ちょっと嫌だと思いませんか?
車内で何か食べたくなったときは、ニオイのきついもの、噛むと音が出てしまうものは避けましょう。

飲み物は、アルコールは絶対にダメです。

ひどい例として、ビールとキムチを食べてた人がいました。
匂いがバスの中で充満するので、本当に駄目ですよ。

携帯電話のマナーは?

携帯電話やスマホは、マナーモードにするか電源を切ってください。

昼の便でも電話はトイレ休憩の時だけで、車内では通話しないようにしましょう。
本人は小さな声で話しているつもりでも、周りの人にとっては気になるものです。

バスの中では通話はやめましょう。

音や光のマナーは?

音楽は絶対にヘッドホンやイヤホンで聞きましょう。

音漏れには注意してください。
大音量で聞かないようにして、一度ヘッドホンやイヤホンを耳から外して、周囲に音が漏れていなかを確認してください。

ディスプレイの光が漏れる場合は、遮光カーテン付のバスか個室タイプのバスを利用しましょう。
光が漏れるのを防いでくれます。

リクライニングのマナーは?

リクライニングは、いきなり倒されると嫌な気持ちになるもの。

3列シートや4列シートで、後ろの席に誰か座っていれば、席を倒すときに一言声をかけましょう。

逆に、「座席を倒しても良いですか?」と聞かれたら、「はい、どうぞ」の一言も言いましょう。
その一言でお互い嫌な気持ちにならずに済みます。

休憩時間などで降りる場合には、リクライニングシートは元どおりにして通りやすくしてください。

荷物のマナーは?

ほとんどのバスには、荷物のサイズに規定があります。

持って行って大きすぎて預けられないと言われることのないよう、事前に確認しておきましょう。

喫煙のマナーは?

バス車内は禁煙です。

携帯灰皿持っていこうが、電子タバコだろうが、車内では吸ってはいけません。

その他のマナーは?

時間厳守を徹底しましょう

休憩時間は特に気を付けてください。

定刻になるとバスは出発していきます。
遅刻してしまうと、サービスエリア・パーキングエリアに残されてしまいます。

マスクをつけましょう

咳がでている時や体調がすぐれないときは、マスクを忘れないようにしてください。

快適な高速バスの旅はちょっとしたコツでラクになる!

長い時間をバス内で過ごす高速バスでの移動。
この車内での過ごし方でバス旅が楽しいものになるのか否かが決まると言っても過言ではありません。

ずっと座りっぱなしのバス車内は密室状態なので、お互いがマナーを守って気持ちよく過ごせるようにしましょう。

ときには、「価格重視でとにかく移動できればいい」ということもあると思います。
でも、どうせ乗るなら、快適にゆったりと過ごしたいもの。

最近では座席にいろんなタイプがでて選べるようになりました。
夜行バスで暗い車内が不安なら女性専用車、隣の人との距離が近すぎて気になるなら3列シートタイプ、寝顔を見られたくないならカーテン付きを選ぶなど、自分に合ったバスを選んでください。

乗る前の準備としてはエアー枕・マスク・アイマスク・耳栓・スリッパ等を100円均一で揃えましょう。

前日は少し寝不足にすると、バス内で眠りやすいかもしれません。

あと、イビキをかいてしまう人は、いびき防止用テープや薬を薬局で購入しておくと、自分も気にすることなく眠れます。

飲み物は、一番手頃な麦茶を常温かホットで飲むのが一番。
麦茶はノンカフェなので睡眠の妨げにならず、トイレも近くになりにくいです。

いいバス旅にするのはちょっとしたコツ。
それさえ実践すれば、簡単に快適に過ごすことができます。

では、よい旅を!

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