対馬空港ってどんな空港?
対馬空港は、長崎県最大の離島として玄界灘に浮かぶ対馬への交通の要となっています。
1983年に開港されました。
標高97mの白連山を切り開いた山岳空港として知られており、浅茅湾を臨むロケーションが魅力的な空港で、空港内に2店舗ある売店では、海産物食品や郷土菓子が取り揃えられています。
年間の乗降客は約32万7000人で、定期便が就航している福岡空港と長崎空港へは所要時間各30分程度でアクセスが可能です。
対馬空港と結ばれている空港
- 福岡空港
- 長崎空港
対馬空港のアクセス方法について
バスでのアクセス
- 厳原から路線バスが運行しています。運賃:140~740円。
対馬空港の各種サービスについて
案内・お問い合わせ
- 案内所
お子様連れの方へ
- 授乳室
その他施設・サービス
- レンタカー
- ポータルスポット
- しまとく通貨販売窓口
- 売店
- コイン式マッサージチェア
- 対馬ソラタビガイド
- エアートラベルつしま厳原
対馬空港の周辺観光情報について
お船江跡
久田川河口に江戸時代に造られた入江があります。
この入江は対馬藩の藩船を係留した施設で、満潮時は大船が出入りでき、干潮時には干上がって船の修理などもできるような構造になっています。
対馬のお船江は1663年に築造されたと伝えられており、江戸時代には沿岸の藩が持っていた施設ですが、現存しているところは少なく日本の歴史上貴重な建造物となっています。
現在の施設は、保存のため一部修復されています。
対馬空港からは車で約20分の距離にあります。
万関橋
美津島町東部の久須保から浅茅湾を繋ぐのが万関瀬戸です。
現在は対馬海峡と西海岸を繋ぐ水上の要路となっていますが、元々は軍事目的のため人工的に開削された水道でした。
対馬は明治19年に対馬警備歩兵大隊・海軍要港部が設置され、終戦を迎える昭和20年まで国家防衛の最前線にありました。
明治33年にはロシアとの関係が緊迫化したため、水雷艇の航路を確保するためこの瀬戸を掘り、鉄橋も架けられました。
明治38年の日露戦争では、ここから水雷艇隊が出撃しています。
その後、瀬戸は幅・深さともに拡大され、対馬の産業に欠かせない水道となりました。
現在の万関橋の周囲は、万関園地として整備されており、景観を楽しんだり、観光の休憩場所として利用されています。
対馬空港からは車で約16分です。
万松院
対馬空港から車で22分の場所にある万松院は、対馬藩主である宗家の菩提寺です。
対馬藩は十万石の格式でしたが、壮大な墓地は数十万石の大藩並といわれており、金沢市の前田藩墓地、萩市の毛利藩墓地とともに日本三大墓地の一つです。
132段の百雁木という石段を上った場所に宗家10代~32代までの墓所である御霊屋があり、巨大な墓がずらりと並んでいます。
また、墓所の手前に樹齢1200年といわれる大スギが3本あり、杉の中では対馬一の樹齢となっており、長崎県指定天然記念物にも指定されています。
対馬のグルメ情報について
石焼き
対馬の郷土料理「石焼き」は、石英斑岩という石を熱し、その上で魚介類や季節の野菜を焼いて食べる料理です。
この石焼きの始まりは、浜辺で焚火の中で石を焼いてその上に獲ったばかりの魚介などを乗せて食べていた漁師料理だと言われています。
ブリ・ヒラマサ・サザエ・アワビ・ヒオウギ貝・イカなどを石から発せられる遠赤外線でふっくらと焼き上げています。
いりやき
対馬の「いりやき」は鶏肉やメジナやブリなどの魚を主とした地元の具材をたっぷりと使った鍋料理です。
家庭や地域によって味付けが違っており、山に近いところでは鶏肉を、海辺の地域では獲れたての魚を使った鍋を楽しんできました。
最後に、すべての旨みがつまったスープに素麺やソバを入れて食べるのが定番となっています。
ろくべえ
「ろくべえ」はさつま芋の澱粉を取り出して作った「せん」を使って作られた麺をだし汁で食べる対馬の郷土料理です。
黒く半透明の麺はぷりぷりとした食感で、椎茸や鶏肉などで取っただし汁との相性がとても良い料理です。