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意外と知らない飛行機の手荷物ルール!持ち込める?持ち込めない?注意すべき手荷物は?

投稿日:2016年1月30日
更新日:

意外と知らない飛行機の手荷物ルール!持ち込める?持ち込めない?注意すべき手荷物は?

飛行機の手荷物ルール、きちんと知っていますか?

楽しみな飛行機旅行の日程が近づき、これから荷造り!

ところが、「飛行機手荷物の制限やルールがよくわからなくて、なかなか捗らない!」とお悩みの方は、意外と多いのではないでしょうか。
どれくらいの大きさのものを何個持ち込めるのかもよくわからないといった声もよく耳にします。

そこで今回は、意外と知らない飛行機の手荷物ルールについてご案内します。



手荷物の持ち込み方法は?

まず、手荷物の持ち込み方法についてご説明します。

飛行機への荷物の持ち込み方法は、大きく分けて二通りあります。

機内持込手荷物って?

機内持込手荷物とは、機内に持ち込む手荷物のことを指します。

通常は、身の回り品などをまとめたバッグが機内持込手荷物となります。

受託手荷物って?

受託手荷物とは、空港でのチェックイン時に航空会社に預ける手荷物のことを指します。

通常は、スーツケースなどの大きな旅行カバンが受託手荷物となります。

機内持込手荷物と受託手荷物に分けましょう

身の回り品は、コンパクトにまとめて機内へ。

それ以外の手荷物は、旅行カバンにまとめてチェックイン時に預けてしまいましょう。



飛行機内には絶対に持ち込めないもの

先ほど、手荷物の持ち込み方法は二通りあると説明いたしましたが、実はこのどちらの方法でも持ち込めない手荷物があります。

下記では、機内持込手荷物、受託手荷物、どちらの方法でも持ち込むことができない手荷物についてご紹介いたします。

表にまとめましたので、まずはこちらをご確認ください。

飛行機内には絶対に持ち込めないもの
火薬類 花火・弾薬など
可燃性物質 炭など
高圧ガス 消火器・カセットコンロ用ガスなど
毒物類 農薬・殺虫剤など
酸化性物質 漂白剤など
引火性液体 オイルライターのオイルなど
刃物・先の尖ったもの ナイフ・カッター・ハサミなどの刃物や、キリ・ダーツの矢・金串などの先の尖ったもの

これらは、飛行機には絶対に持ち込めません。

旅行ではほとんど使うことのないものですが、荷造りの際に誤って入れてしまわないように気をつけましょう。



これって持ち込める?飛行機内への持ち込みに注意が必要な手荷物

次に、持ち込んでよいかどうか悩むものについてご紹介いたします。

機内持込手荷物にするならOK!

機内へ身の回り品として持ち込みができるのは、下記のもの。

該当のものを持ち込む場合は、身の回り品を入れるバッグの中にしまっておきましょう。

機内持込手荷物としてなら飛行機に持ち込めるもの
ライター
マッチ
液化ガスライター(通常の使い捨てタイプのライター)または吸引剤に燃料を染み込ませたオイルライター(zippoタイプのライター)のみ、一人一個まで。
安全マッチについても、一人一個まで。
ライター・マッチのどちらか一つ。
電池 パソコンなどの予備バッテリーとして使うリチウムイオン電池は、機内持込手荷物として可能。
ただし、100Wを超えるものは一人二個までとなり、160Wを超えるものは不可。

受託手荷物にするならOK!

チェックイン時に預ける手荷物に入れるなら持ち込めるのは、下記のもの。

チェックイン時に慌てないために、事前にスーツケースなどの旅行カバンに入れておきましょう。

受託手荷物としてなら飛行機に持ち込めるもの
スプレー 冷却スプレーや防水スプレーなどの日用品・スポーツ用スプレーは、毒性ガスや引火性ガスが使用されていないものに限り、受託手荷物として可能。
スポーツ用品 バット・ゴルフクラブ・竹刀などは、受託手荷物として可能。
釣竿・スケボー・スノーボードなども、受託手荷物として可能。
60㎝以下であれば機内持込手荷物としても可能。

機内持込手荷物・受託手荷物どちらでもOK!

下記でご紹介するものは、どちらの方法でも持ち込むことができます。

どの手荷物としてでも飛行機に持ち込めるもの
T字剃刀
化粧用ハサミ
ナイフ・カッター・ハサミなどの刃物や、キリ・ダーツの矢・金串などの先の尖ったものは、基本的に機内に持ち込むことができませんが、例外として、刃の長さが4cm以下のT字剃刀であれば、機内持込手荷物・受託手荷物ともに持ち込むことができます。
化粧用(眉毛切りなど)の小さなハサミや爪切りについても、例外として機内持込手荷物・受託手荷物ともに可能。
傘は、先が尖っていなければ機内持込手荷物・受託手荷物ともに可能。
傘の持ち込みについては、雨の日の飛行機搭乗!傘は機内に持ち込める?にて詳しい内容をご紹介しています。気になる方はこちらもチェックしてみてください。
アルコール飲料 アルコール度数が24~70%以のものは、一人5ℓまで
アルコール度数が24%以下のものは、制限なし
ヘアアイロン
コテ
コンセント式のものは、機内持込手荷物・受託手荷物ともに可能。
電池式のものは、リチウムイオン電池を外せば機内持込手荷物・受託手荷物ともに可能。
ガス式のものは、一人一個のみ機内持込手荷物・受託手荷物ともに可能。
※予備用ガスカートリッジは機内持込手荷物・受託手荷物ともに不可。
バッテリー
電池
パソコンや携帯電話に付いている電池は、機内持込手荷物・受託手荷物ともに可能。
乾電池・ニッケル電池・ニカド電池は、機内持込手荷物・受託手荷物ともに可能。
スプレー ヘアスプレー・消臭スプレー・制汗スプレー・シェービングフォームなどの化粧品に類するもの、消毒スプレー・虫刺され防止スプレーなどの医療品・医薬部外品に類するものであれば、機内持込手荷物・受託手荷物ともに可能。
ただし、機内持込手荷物としては100ml(g)以下の容器のみ。
その他の工業用スプレーは、機内持込手荷物・受託手荷物ともに不可。




機内持込手荷物のルールは?

絶対に持ち込めない手荷物と注意が必要な手荷物をチェックしたら、次は機内持込手荷物についてのルールをチェックしましょう。

機内持込手荷物は、身の回り品をまとめたバッグが一個となります。

また、以下の条件をクリアしていれば、身の回り品とは別にもう一個機内に持ち込むことができます。

  • 幅・高さ・奥行の三辺の合計が115㎝以内。
  • サイズは、幅55㎝・高さ40㎝・奥行25㎝以内。
  • 身の回り品との合計重量が、10㎏以下。

スーツケースなどの旅行カバンも、三辺の合計とサイズ・重量が規定内であれば、機内に持ち込むことができます。

三辺の合計が115㎝以上のサイズが規定より大きい手荷物、重量が超えてしまう手荷物は、受託手荷物となります。

機内持込手荷物にすべきもの

貴重品や壊れやすいものは、機内に持ち込んで管理しましょう。

特にパソコンやカメラなどを受託手荷物にしてしまうと、フライト中に大きな衝撃を受けて壊れてしまう場合があるので注意が必要です。



受託手荷物のルールは?

空港でのチェックイン時に預ける受託手荷物についてのルールは、国内線でも航空会社や航空券の種類によって規定が異なります。

航空券とは別途料金がかかるのか、サイズ、個数などを搭乗前に航空会社のホームページで確認しておく必要があります。

特に、LCCを利用される場合は受託手荷物に追加料金が発生する場合もありますので、注意が必要です。

航空会社別:機内持込手荷物・受託手荷物のルール




細かなルールは事前にチェック!

いかがでしたか。
手荷物には細かなルールがありますので、事前にチェックし、コンパクトにまとめて空港に向かいましょう。

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