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一般航空会社と格安航空会社の違いって?ポイントごとに徹底検証!

投稿日:2016年3月10日
更新日:

一般航空会社と格安航空会社の違いって?ポイントごとに徹底検証!

一般航空会社と格安航空会社の違いって?

航空券を予約するとき、JALやANAといった一般航空会社にするか、LCCと呼ばれる格安航空会社にするかお悩みになったことはございませんか?
いざ予約するとなったときに、同じ路線にも関わらず、一般航空会社とLCCとで運賃が全く違っていて驚いた!なんて言うことも。

そこで今回は、一般航空会社と格安航空会社の違いをポイントごとに整理してご説明いたします。

LCCってどういう意味?

LCCとは、英語の「Low Cost Carrier(ローコストキャリア)」の頭文字を取った略称です。

JALやANAといった一般航空会社で行われていた無料サービスを有料化にしたり、機内設備の簡素化、人件費の削減などを行い低価格運賃を実現した「格安航空会社」をLCCと呼びます。

一般航空会社と格安航空会社の違い

ここからは、一般航空会社と格安航空会社の違いについてご紹介をしていきます。

正規運賃はどう違う?

正規運賃は、一般航空会社よりもLCCのほうが安く設定されています。

羽田空港から福岡空港までの普通運賃
日本航空 41,390円
スターフライヤー 36,790円
スカイマーク 23,190円

上記の表は、2016年4月1日の羽田空港から福岡空港までの運賃です。

一般航空会社である日本航空の普通運賃(普通席)は41,390円、LCCのスターフライヤーが36,790円、スカイマークが23,190円でした。
※運賃算出日は、2016年3月9日です。

日本航空とスカイマークを比較すると、同じ路線にも関わらず、18,200円もの差額があります。

正規運賃だけを見ると安いスカイマークを予約してしまいそうになりますが、これには様々な理由がありますので、運賃だけを見て予約するのは控えましょう。

マイルは貯まるの?

一般航空会社には、マイレージサービスがあります。
貯まったマイルは、航空券やツアーを購入できるポイントに変換したり、期間限定の商品やグルメ商品などと交換、Suicaなどの提携先のポイントに変換、航空券の座席をアップグレードするなど、飛行機に乗っただけで何かと得をする嬉しいサービスを受けることができます。

それに比べて、LCC各社ではマイレージサービスを行っていないところもあり、行っていても独自のサービスで、一般航空会社のようなマイルを商品と交換したり、提携先のポイントと変更したりするようなサービスとは異なります。

チェックインカウンターはどこにあるの?

一般航空会社のチェックインカウンターは、一番目立ちやすい場所に設置されており、ほとんどが空港の中央にあります。
また、数も複数あり、スムーズにチェックインすることができます。

LCCのチェックインカウンターは空港の端にあることが多く、数も少ないため、チェックインするために時間がかかってしまう可能性があります。
大きな空港ではメインターミナルとは別のターミナルにチェックインカウンターが設置されていることもありますので、十分なゆとりを持って空港に到着しておくことや、事前にチェックインカウンターの場所をチェックしておくことをおすすめします。

荷物のサイズ・重量は?

飛行機は、一人あたりの手荷物のサイズや重量が決められています。
(手荷物のルールについては、意外と知らない飛行機の手荷物ルール!注意すべき手荷物は?にて詳しく解説しています。ぜひご覧ください。)

一般航空会社の規定はあまり厳しいものではなく、制限はあるものの無料で預けられるのに対し、LCC各社は制限が厳しく、荷物を預けるとなると正規運賃とは別に追加料金が発生することがあります。

座席の広さは?

一般航空会社は大型機から小型機まで様々な機体を所有しています。

そのため、国内線でも大型機でのフライトが多く、座席が広めに設置されているため、ゆったり座ることができます。

ANAの場合はプレミアムクラス、JALの場合はクラスJやファーストクラスといった座席のアップグレートが可能で、より快適に過ごすことができます。

LCC各社は、機体が小型機であることや、低コストを実現するため座席を高密度に設置しているため、一般旅行会社の座席に比べて狭いです。

機内の設備も違うの?

一般航空会社は大型機での運航が多いため、機体によって異なりますが、モニターが各席に設置されているなど設備が充実しています。

LCC各社はコスト削減のため小型機での運航が多く、機内の設備も大幅に削られています。

機内で受けられるサービスは?

LCC各社はサービスをカットしているのに対し、一般航空会社は正規運賃に機内サービス料が含まれているため飲み物の提供や映画・音楽などのエンターテイメント、アメニティ等のサービスを受けられたりと、充実しています。

変更や払い戻しはどうなるの?

LCC各社では、払い戻しや予約内容変更にかかる手数料が高く、航空券の種別によっては変更ができなかったり、払い戻しをしていないことがありますので、注意が必要です。

一般航空会社でも、航空券の種別によっては変更や払い戻しの条件が厳しく設定されていることがございますので、予約前に確認が必要です。

旅行に行くときの状況に合わせて航空券を予約

いかがでしたか?

ご紹介した、一般航空会社と格安航空会社のメリット・デメリットをまとめていきます。

一般航空会社のメリット

  • マイルが貯まりやすく、マイレージサービスを受けられる。
  • チェックインがスムーズ。
  • 手荷物のサイズ・重量の制限が厳しくない。
  • LCCに比べ座席が広い。
  • 機内サービスを受けられる。
  • 機内設備が充実している。

一般航空会社のデメリット

  • 正規運賃が高い。

格安航空会社のメリット

  • 正規運賃が安い。

格安航空会社のデメリット

  • マイルが貯まらなかったり、サービスが独自のもの。
  • チェックインに時間がかかる可能性がある。
  • 手荷物の制限が厳しく、追加料金が発生することがある。
  • 座席が狭い。
  • 機内設備がカットされている。
  • 機内サービスが充実しておらず、有料の場合がある。
  • 変更や払い戻しができない場合がある。

このように、一般航空会社と格安航空会社の違いを理解し、旅行に行くときの状況に合わせて航空会社を選ぶ必要があります。

ご自身の予定に合った航空券を予約して、トラブルのない楽しい旅にしましょう!

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