
金券(チケット)ショップで新幹線きっぷをお得に購入!
新幹線に乗車するためのきっぷは駅の窓口で購入できるのはもちろんのこと、インターネットでも購入できるようになってきています。
他にも購入手段があるのですが、それをご存知でしょうか。いわゆる金券ショップです。
サラリーマンの多くの人は、出張時などにこの金券ショップで新幹線のきっぷを購入する機会が多いかもしれません。
確かに安いので、料金を一番に気にする人にとってはメリットが大きいでしょう。
しかし、一方で注意点もあります。
例えば、指定席特急券であれば、駅に赴き指定席の予約をする必要があるところです。
こうしたことも含め、金券ショップで新幹線のきっぷを購入する際のポイントや、注意点などを説明していきます。
金券ショップで入手可能な新幹線のきっぷの種類
新幹線のきっぷには、ネット上でしか購入できない割引サービスを利用したものなどを含め、数多くの種類が存在しています。
金券ショップで購入できるものは、その中でも「回数券」と「株主優待券」に絞られます。
「自由席回数券」は、その名のとおり自由席のきっぷが6枚1セットになったものですが、金券ショップではこれらを1枚ずつ販売しているケースがほとんどです。
購入後は、それをそのまますぐに使用できるため、非常に利便性の高い点で人気が出ているきっぷです。
座席を指定する「指定席回数券」も販売されています。
「株主優待券」はJRの株主になることで得られるものですが、これを金券ショップで換金する人がいるため、このようなお店で取り扱われているわけです。
金券ショップでこの株主優待券を手に入れても、回数券のようにそのまま使用することはできません。
JRの駅の窓口でその株主優待券を使い、きっぷを買わなければいけないのです。
株主優待券は、言ってみれば割引券のようなもの。
それを使用してきっぷを購入することで、正規の値段よりも安く購入できるようになっています。
購入前に、そのきっぷや優待券の種類などをしっかりとチェックしてから買うようにしてください。
金券ショップで回数券を手に入れて利用する方法
金券ショップで取り扱っている新幹線のきっぷは回数券と株主優待券の2つに大別できると説明しましたが、回数券はさらに「指定席」と「自由席」とに大別することができます。
基本的には距離が長ければ指定席の回数券で、短い場合には自由席の回数券となっています。
ただし、その間の距離に関しては指定席と自由席が両方取り扱われている区間もあるので、このあたりは確認が必要になります。
回数券の使い方はとても簡単。購入したものを改札機に入れるだけ。
それで新幹線のホームまで降りることができ、そのまま乗車が可能。何も難しいことはありません。
ただ、この使い方は自由席に限ります。
指定席きっぷの場合には、一旦JRの窓口で座席を指定しなければなりませんので、自由席の回数券と比較すると若干手間はかかるでしょう。
しかし、これもさほど難しい作業ではありませんし、窓口が混雑していれば、「指定席券売機」でシートの指定を行うこともできますから、特にストレスにはならないはずです。
金券ショップで購入の回数券利用時のポイント
新幹線の回数券には、有効期限が定められています。
金券ショップで売られているものにも当然それが設定されているので、購入時にはチェックを怠らないでください。
有効期限が過ぎたものを売っていることは考えにくいものの、例えば新幹線に乗る日が購入日から数日後の場合には、その乗車予定日が有効期限内であるかの確認は必ずしておかなければいけません。
もう一つ重要なポイントがあります。
それは、回数券を使用できない時期があることです。
ゴールデンウィークやお盆の時期、年末年始は回数券を使用して新幹線に乗ることができません。
これらの時期に乗る際に、新幹線のきっぷを金券ショップへ探しに行こうと思っている人は注意してください。
金券ショップやチケットショップなどで購入した回数券は、駅の窓口であっても払い戻してもらうことは不可能です。
誤って購入した場合は、損をすること覚悟で金券ショップに持ち込み、買い取ってもらうしか現金に変える方法はないでしょう。
ただし、シートを指定した後の回数券は、金券ショップでもさすがに買取は不可です。
指定席の回数券を購入した時には十分に気を付けるようにしてください。
これらのことを考えると、金券ショップで新幹線の回数券を買う時には、タイミングが重要であると言えそうです。
予定等、あらゆる可能性を慎重に考えながら、金券&チケットショップで回数券を購入するようにしましょう。
金券ショップで手に入れた株主優待券の利用方法
金券ショップやチケットショップへ行けば、JRの株主優待券が手に入れられるのはすでに述べた通りです。
これを利用して新幹線のきっぷを手に入れることができます。
新幹線の回数券には、それが使用できる区間が決められていますが、それ以外の区間で新幹線を利用したい場合には、この株主優待券の活用がとても便利になります。
例えば、東北新幹線の東京-新青森間では回数券が利用できないようになっており、そのような区間で株主優待券を使えば、正規の金額よりも安く移動できるというわけです。
指定席用の回数券と同様に、JRの駅の窓口へと行き、新幹線のきっぷを購入する。
これが、株主優待券の主な使い方となります。
この点に関しては手間がかかりますが、安く新幹線に乗れると思えば、大した苦労とはならないでしょう。
くれぐれも、株主優待券で改札を通らないように注意してください。
株主優待券を使用する時のルール
JRといっても、それぞれのエリアで株主優待券の扱いが異なってきます。
別会社なので当たり前なのですが、ここに気を付けておかないと後で困るケースも出てきてしまうでしょう。
例えば、東京と岡山の間は新幹線で移動することが可能ですが、JR東海とJR西日本という別の会社の管轄内を移動することになるため、JRの株主優待券とは言え、使用することが不可能なのです。
株主優待券は、回数券と違い、ゴールデンウィークや年末年始などでも使えるのでありがたいですね。
この点に関しては、株主優待券は非常に優れています。
ただし、回数券と同様に有効期限がある点には注意しましょう。
回数券はそれぞれのきっぷごとに有効期限が設けれていますが、株主優待券の場合には、6月1日から次の年の5月末日まで、と期間が決められています。
この1年間の間にしか使えないため、金券ショップなどでは有効期限を必ず確認してから買うようにしてください。