
新幹線でもwi-fiを利用したい!
無線でインターネットが利用できるWi-Fiは、とても便利なので使えないと困ってしまう人も多いのではないでしょうか。
新幹線は移動手段として多くのビジネスマンや旅行者が利用していますが、ごく限られた場所でしかWi-Fiサービスを利用することができません。
では、どの新幹線ではWi-Fiを利用でき、どの新幹線では利用できないのでしょうか。
また、Wi-Fiが使える新幹線でサービスを利用するときの方法はどういったものなのでしょうか。
今回は、Wi-Fiが使用できる新幹線と使用できない新幹線、路線ごとのWi-Fiの使い方などをまとめていきます。
新幹線でWi-Fiを利用したいと考えている方は、ぜひご参考ください。
目次
東海道・山陽・九州新幹線は無料Wi-Fiを利用できる?
東海道・山陽・九州新幹線では、無料Wi-Fiサービスを利用することができます。
ただし、無料Wi-Fiサービスが提供されているのは、N700A・N700系のみとなっています。
さらに、N700A・N700系のすべての列車で利用できるわけではなく、利用可能なことを示すステッカーが貼ってる新幹線のみとなるので、注意が必要です。
つまり、乗車する新幹線がN700AまたはN700系で、かつ無料Wi-Fiサービスのステッカーが貼ってある新幹線であれば、車内でWi-Fiサービスを利用できるということです。
使用できる無料Wi-Fiの名称は「Shinkansen Free Wi-Fi」で、2018年7月25日より利用できるようになりました。
無料Wi-Fiが使える新幹線なのか確認する方法は?
乗車予定の新幹線が無料Wi-Fi(Shinkansen Free Wi-Fi)を使えるかどうかを確認する方法は、Twitterとなります。
【公式】東海道新幹線車内無料Wi-Fi(@Shinkansen_WiFi)というアカウントで日毎の無料Wi-Fiが使える列車をアナウンスしていますので、気になる方はこちらのアカウントを確認してみてください。
ただし、アナウンスされるのは一日前(4月1日に4月2日の予定をアナウンス)となるので、先の日程の乗車予定の場合は無料Wi-Fiが使えるかどうかを確認することはできません。
乗車の前日に確認して、乗車予定の新幹線が運良くShinkansen Free W-Fiが使えたらラッキーといったところでしょうか。
ちなみに、2020年3月までには東海道・山陽・九州新幹線の全列車で使用できるようになるそうです!
東海道新幹線の無料Wi-Fiの使い方
運良く「Shinkansen Free Wi-Fi」のステッカーが貼ってある新幹線に乗車するときは、これからご紹介する方法で無料Wi-Fiを利用できます。
まず、パソコンやスマホのネットワーク一覧をチェックしてください。
SSIDが「Shinkansen Free Wi-Fi」となっているWi-Fiを見つけたら、選択します。
その後、メールアドレスを登録するか、SNSのアカウント認証を行えば、利用することができるようになります!
なお、「Shinkansen Free Wi-Fi」は誰でも無料で利用できて、利用回数に制限もありません。
注意しなければいけない点は、利用開始から30分経過すると接続が切れてしまうので、再度繋ぎなおしが必要なこと。
特にYouTube等のデータ容量が大きいコンテンツを使っているときは要注意です!
また、最初の登録から21日が経過すると、再度登録が必要となる点にも注意が必要です。
さらに、OSのアップデートやアプリのダウンロード等には使えないWi-Fiだということも知っておきましょう。
契約済み公衆無線LANサービスも利用できるかも?
下で紹介する公衆無線LAN事業者と契約していれば、そちらの無線LANも使うことができます。
現在利用可能なのは、
- NTTドコモ「docomo Wi-Fi」
- ソフトバンク「BBモバイルポイント」
- UQコミュニケーションズ「UQ Wi-Fi」
- NTT西日本「フレッツ・スポット」
となります。
これら4つの公衆無線LAN事業者のうちどれか一社でも契約していて、乗車する新幹線がN700AまたはN700系であれば、「Shinkansen Free Wi-Fi」のステッカーが貼っていなくても新幹線車内で無線LANを使うことができます。
どうしても新幹線車内でWi-Fiを使いたい人のために、お問合せ窓口一覧をご紹介しておきます。
NTTドコモ「docomo Wi-Fi」お問い合わせ窓口
お問い合わせ先
ドコモインフォメーションセンター
TEL
0120-800-000
受付時間
9:00~20:00/土日祝日を除く
docomo Wi-Fiについて
https://www.nttdocomo.co.jp/service/wifi/docomo_wifi/index.html
ソフトバンクテレコム「BBモバイルポイント」のお問い合わせ窓口
BBモバイルポイント対応プロバイダーについて
http://tm.softbank.jp/consumer/wlan/provider/
BBモバイルポイントについて
http://tm.softbank.jp/consumer/wlan/
サービス提供
ソフトバンクテレコム株式会社
UQコミュニケーションズ「UQ Wi-Fi」のお問い合わせ窓口
お問い合わせ先
UQお客様サポートセンター
TEL
0120-929-818
受付時間
9:00~21:00/年中無休
UQ Wi-Fiについて
NTT西日本「フレッツ・スポット」のお問い合わせ窓口
お問い合わせ先
フレッツ受付センター
TEL
0120-116116
受付時間
9:00~19:00/土・日・祝日も受付(年末年始12月29日~1月3日休業)
フレッツ・スポット公式サイト
公衆無線LAN事業者との契約が済んでいる場合、無線LANに対応したノートパソコン、スマートフォン、ゲーム機などの端末で必要な設定を行います。
詳しい設定方法は、各公衆無線LAN事業者のマニュアル等で確認します。
必要な設定も終われば、後は無線LANに接続するだけとなります。
アクセスポイントに接続(※端末により、接続方法は異なります。)し、ログイン画面にユーザーIDとパスワードを入力・認証(確認方法・認証画面は公衆無線LAN事業者によって異なります。)すると、新幹線の車内でもWi-Fiを使うことができます。
東海道・山陽・九州新幹線でWi-Fiを利用するデメリットって?
東海道・山陽・九州新幹線でWi-Fiを利用する多くの人が感じるデメリットや不満、それはインターネットに繋がりにくいというもの。
しかし、これは仕方がないことかもしれません。
1つの編成で2Mbpsが限界容量となっており、車内でWi-Fiを利用する人たちがこの容量を分け合っているため、利用者が増えれば増えるほど回線に繋がりにくくなってしまうのです。
N700系は1300人強が乗ることができますが、その中でストレスなくWi-Fiを利用するためには130人ほどの利用者が限界。
それを越えれば回線が混雑し、利用に支障が出てきてしまいます。
移動中にインターネットをしたいと考える人は多いため、新幹線内でストレスなくWi-Fiを利用するのはやはり難しいのかもしれません。
ただ、スマホや携帯電話のインターネット回線は通常通り利用可能ですから、どうしても利用する場合はWi-Fiではなく、スマホや携帯電話の回線で繋ぐといいでしょう。
この新幹線内のWi-Fiの欠点は将来的には改善されるかもしれませんが、今すぐにというのは技術的に難しいと言われています。
東北新幹線はWi-Fiを利用できる?
東北新幹線の東京~新青森間では、E5系及びE6系(はやぶさ・はやてなど)のいくつかの車両に限り、Wi-Fiを利用することができます。
サービスの名称は、「JR-EAST FREE Wi-Fi」。
JR東日本の駅構内でも提供されている無料Wi-Fiです。
駅構内で提供されている無料Wi-Fiですが、上記の一部東北新幹線に限り車内でも配信されていることがあります。
同じ東北新幹線でも「やまびこ」「なすの」にはこのサービスは付いていません。
無料Wi-Fiが搭載されているのは、E5系とE6系といった新型車両だけとなり、主に最速列車である「はやぶさ」と「はやて」として運転されることが多いのが現状です。
また、同じE5系・E6系であっても、全ての車両に搭載されているわけではありません。
まだまだ対応していない車両は多く、無線LANサービスを搭載した車両であるかどうかは実際に乗るまでは分かりません。
東北新幹線でのWi-Fiの使い方は?
「JR-EAST FREE Wi-Fi」に接続するには、メールアドレスの登録が必要になります。
一度ログインすれば、3時間使うことができます。
3時間を超えてしまっても、再度ログインすれば、また接続することができます。
一日の利用回数に上限もありませんので、繋ぎ直しさえすれば何時間でも利用することができます。
なお、「JR-EAST FREE Wi-Fi」は、もともと東京駅などの大きな駅構内で外国人向けに作られ、使われていたもの。
そのため、メールアドレスの登録画面は英語で表記されており、外国人向けと書いていますが、日本人であっても利用できますのでご安心を。
秋田新幹線は無料Wi-Fiを利用できる?
現状、秋田新幹線ではWi-Fiを利用することができません。
山形新幹線は無料Wi-Fiを利用できる?
現状、山形新幹線ではWi-Fiを利用することができません。
上越新幹線は無料Wi-Fiを利用できる?
現状、上越新幹線ではWi-Fiを利用することができません。
北陸新幹線は無料Wi-Fiを利用できる?
現状、北陸新幹線ではWi-Fiを利用することができません。
【2019年6月17日追記】
北陸新幹線では、E7系またはW7系の車内で無料Wi-Fiを利用することができるようになりました。
ただし、全ての列車で利用できるわけではなく、事前に調べることもできませんので、運任せになりそうです。
※現在では北陸新幹線の8割程度が無料Wi-Fiサービスを提供されているようです。
E7系で無料Wi-Fiを利用する方法
乗車する新幹線がE7系で、「JR-EASR FREE Wi-Fi」というステッカーが車両に貼られていたら、無料Wi-Fiサービスを利用することができます。
パソコンやスマホのネットワーク一覧からSSID「R-EASR FREE Wi-Fi」を選択し、メールアドレスを登録すれば完了!
新幹線車内のネット環境を利用することができるようになります。
W7系で無料Wi-Fiを利用する方法
乗車する新幹線がW7系の場合は、車両に「JR-WEST FREE Wi-Fi」というステッカーが貼られていると無料Wi-Fiサービスを利用できます。
こちらも同じようにネットワーク一覧からSSID「JR-WEST FREE Wi-Fi」を選んで、メールアドレスを登録するかSNSアカウントを登録すれば完了です。
ぜひ利用してみてください。
新幹線の駅構内で利用できる無料Wi-Fiはどんなもの?
ここまでは新幹線内の話でしたが、ここからは新幹線の駅構内でWi-Fiを利用する場合のお話です。
新幹線の停まる駅、例えば東京駅や新大阪駅などでは、Wi-Fiを利用することができます。
最近では外国人観光客向けの公衆無線LANサービスの整備も進んできており、この外国人観光客向けのWi-Fiは、日本人でも利用可能(ただし、画面に表示されるのは英語のみです)。
もちろん無料で利用でき、特定の会社のWi-Fiサービスと契約していなくても使うことができます。
例えば、JR東海では「JR-Central_FREE」というサービスがあり、これはメールアドレスの登録のみで利用でき、とても便利。
このサービスは東海道新幹線の全駅で利用できるのですが、改札口やその近く、コンコース待合室など、利用可能エリアはまだ限定的なため、「JR-Central_FREE」のステッカーが貼ってあるかどうかを確認してから利用するようにしましょう。
ちなみに、名古屋駅や京都駅では、各案内所で利用することができます。
SSIDに表示される「JR-Central_FREE」を選択し、メールアドレスを入力することで利用可能となるこのサービス。
使い方もとても簡単で、1日に何度でも利用可能な点もメリット。
ただ、接続時間には限り(1度の接続で30分間)があるので、この点には注意しておきましょう。
その他、東京駅では先ほども紹介をした「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」というJR東日本の提供している無線LANがあり、JR西日本では「JR-WEST_FREE_Wi-Fi」と呼ばれるサービスを提供。
前者は東北新幹線のE5系でも一部利用可能であり、後者は京都駅を始め、金沢駅や富山駅などで利用可能となっています。
今後に期待したい新幹線車内のWi-Fiサービス
いかがでしたか?
新幹線のWi-Fi利用については、今後サービス提供の範囲が拡大されることや東海道新幹線・東北新幹線以外の路線でも利用開始されるのを期待したいところ。
訪日外国人向けサービスに力を入れているため、2020年の東京オリンピックに向けてますますの進化が予想されます。
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