
お先にお先にトクだ値はどんなサービス?
JR各社は、それぞれ独自の割引サービスを行っていることがあります。
その一つである「お先にトクだ値」は、JR東日本とJR北海道が展開しているお得なサービスです。
「えきねっと」と呼ばれるオンライン上の予約サービスサイトがあるのですが、ここで取り扱っているのが「お先にトクだ値」です。
駅の窓口などでは取り扱っていないタイプのきっぷなのでネット環境がなければ利用できませんが、スマホやパソコンがあれば予約できますから、ぜひ活用してみましょう。
ということで、今回は「お先にトクだ値」の特徴や利用方法などを詳しく見ていきます。
お先にトクだ値の概要をチェック!
先述の通り、JR東日本及びJR北海道が取り扱っている「お先にトクだ値」。
東北新幹線、上越新幹線、北海道新幹線、山形新幹線、北陸新幹線、秋田新幹線の6つの路線の指定席を予約することができます。
13日前までにきっぷを予約購入しておくことで割引が適用されるのが「お先にトクだ値」サービス。
ポイントは、片道きっぷであることです。
通常のきっぷより5%~最大25%の割引があります。
最大50%の割引がある「お先にトクだ値スペシャル」が発売されることもあるので、かなりお得に乗車できます。
さらに特徴としては、子供であれば子供料金で利用できる点も挙げられますね。
大人の料金の大体半分程度で利用できるので、家族でもお得に新幹線に乗ることができます。
ちなみに、学生さんに対しての割引サービスである「学割」は適用されません。
きっぷは乗車する日の1ヶ月前から購入が可能で、最終購入期限は、乗車日の13日前となっています。
時間も午前の1時40分までと決められているので、この点には注意しながら予約するようにしてください。
主要区間の料金をチェックしてみよう!
さて、では「お先にトクだ値」を利用した場合の料金を一覧にしました。
主要区間の普通車指定席の割引後のお得な料金をチェックしましょう。
東京-福島間 やまびこに乗車の場合 |
5,680~6,400円 |
---|---|
東京-仙台間 やまびこに乗車の場合 |
6,940~7,750円 |
東京-盛岡間 はやぶさに乗車の場合 |
10,900~11,200円 |
東京-新青森間 はやぶさに乗車の場合 |
12,860~13,160円 |
東京-新函館北斗間 はやぶさに乗車の場合 |
16,860~17,160円 |
東京-山形間 つばさに乗車の場合 |
7,140~8,160円 |
東京-秋田間 こまちに乗車の場合 |
11,330~12,690円 |
東京-新潟間 ときに乗車の場合 |
6,730~7,530円 |
東京-長野間 あさまに乗車の場合 |
5,200~5,880円 |
上記の価格は状況等によって変わることがあるので、もし「お先にトクだ値」のサービスを利用するのであれば、その時期の料金をチェックしてから購入するほうがよいでしょう。
また、このサービスは区間や列車、座数、販売期間などが指定されていたり限定されています。
ここで紹介した以外の区間設定もあるので、目的地に希望の列車で行こうとする際、それに該当する設定があるかどうかも、ご自身でチェックすることをおすすめします。
子供料金はおよそ半額で利用可能なので、大体の目安として捉えておくといいでしょう。
「お先にトクだ値」の購入及び利用方法について
ネット環境があれば、「えきねっと」に登録することで「お先にトクだ値」の予約と購入が行えるようになります。
登録は無料なので、会員登録しておくといつでも利用できるので便利です。
※登録の際にはクレジットカード情報が必要です。
新幹線の利用では乗車券と特急券が必要になりますが、この「お先にトクだ値」でも当然、両者合わせて購入可能です。
というよりも、セットでの取り扱いになっているので、それを購入することになります。
予約や購入はオンライン上で行えますが、実際にきっぷを受け取るためには、みどりの窓口や専用の券売機を利用しなければいけません。
発券には登録時のクレジットカードが必要なので、忘れずに持っておきましょう。
発券されたきっぷは、そのまま自動改札機で利用が可能です。とても簡単ですね。
予約内容の変更や払い戻し手続きもネット上で
オンライン上で予約や購入ができる「お先にトクだ値」。
もしその内容を変更したいのであれば、これもオンライン上で行うことができます。
ただし、予約内容の変更は、新幹線が出発する6分前までしかできないので要注意。
それでも、ここまでギリギリのタイミングであっても変更ができるのは嬉しいですね。
払い戻しに関しても、発券前であればオンライン上でその手続きをすることができます。
手続き期限は乗車する予定日まで。手数料は310円です(1つの席につき)。
もし発券後に払い戻してもらいたいのであれば、割引率に応じて手数料を支払わなければならないので気を付けておきましょう。
加えて、1つの席につき、下限550円の手数料を支払う必要もあるので、キャンセルするなら発券前にしておきたいですね。
きっぷを受け取った後の払い戻しに関しては、みどりの窓口で受け付けてくれていますよ。
もし乗車する新幹線が出発してしまったら、もしくは出発予定時刻を過ぎたら払い戻しはNGなので、ここも頭に入れておきましょう。