
竹田城の雲海が見られる時期や周辺観光は?
雲海に浮かぶ天空の城、竹田城。
最近ではメディアに取り上げられることも多くなりましたが、まだ深くは知られていないように思います。
ということで今回は、日本のマチュピチュとも呼ばれる竹田城の疑問点(雲海が見られる時期や準備、周辺の観光地)についてご紹介します!
これから行かれる方は、ぜひご参考ください。
目次
竹田城ってどんな城?その特徴は?
13年もの月日をかけ、1443年に完成した竹田城。
最大の特徴は、山の地形を存分に活用することで、鉄壁の防御を誇ることができた構築です。
天守台を中央に置き、その周りに南千畳、北千畳、花千畳、花屋敷を放射状に配置したことで、虎が臥せているように見えるその姿は、別名「虎臥城(とらふすじょう・こがじょう)」とも呼ばれています。
この素晴らしい構築は全国屈指のもので、1943年には国史跡に指定されました。
「雲海がすごい!」だけが竹田城の人気の秘密ではなかったということですね。
竹田城の雲海はいつ見られるの?時期や時間帯、条件を知りたい!
竹田城の構築の素晴らしさはお分かりいただけても、やはり期待するのが雲海に浮かぶ竹田城の姿。
竹田城の雲海は、兵庫県北東部を流れる一級水系の本流である円山川から発生する霧によって生じていると言われています。
霧は、昼の間に暖まった空気が夜の寒気で川の水温よりも低くなると発生します。
そして、その霧が山の低い部分に溜まることで、標高の高い位置から見ると雲海として見えるという仕組みになっています。
つまり、昼間と夜間との気温差が激しいほど、雲海が見られる確率が高くなるということですね。
雲海が発生しやすい気温差の目安は、10℃以上です。
雲海の発生しやすい条件を下記にまとめますので、ぜひ参考にしてみてください。
竹田城の雲海が見られる時期は?
竹田城の雲海が見られる時期は、9月~11月です。
2月末頃までは見られる日もありますが、秋が深まっている頃が一番発生しやすいそうです。
竹田城の雲海が見られる時間帯は?
竹田城の雲海が見られる時間帯は、明け方から午前8時頃まで。
日の出直後の太陽で光り輝く雲海を見たい方は、明け方を狙いましょう!
竹田城の雲海が見られる条件は?
竹田城の雲海を見るための条件は、昼間と夜間の気温差が10℃以上あり、夜間から朝方にかけてよく晴れていること。
また、風が弱いことも条件の一つとなります。
条件をクリアしているのに雲海が見られなかった!どうして?
上記の条件を全てクリアしていても、雲海が見られないときもあります。
自然が作り出す姿だからこそ、神秘的で、美しく感じられるのかもしれませんね。
残念ですが、諦めずにもう一度トライしてみましょう。
雲海を見に行くときの準備は?服装や絶対に持っていくべき持ち物をご紹介!
防寒具
竹田城の雲海が見られるスポットは標高が高く、冷え込んでいます。
暖かい防寒具を持っていくと、雲海を見ている最中も寒さに震えることなく、感動に浸ることができます。
懐中電灯
竹田城には、電灯が設置されていません。
そのため、明け方の雲海を狙う場合は、まだ暗い道のりを歩くことになります。
また、足場も悪く、霧の発生で濡れていることもあるので、怪我や事故を防止するためにも懐中電灯は必ず準備しましょう!
雨合羽
雲海の正体は水蒸気です。
雲の中に包まれるとびしょ濡れになることもあるので、雨合羽も必須です!
滑り止めのついた靴
竹田城までの道のりは坂道ですので、歩きやすく滑らない靴を履いていきましょう。
脱ぎ着しやすい服装
登るにつれて冷え込んでくるため、気温調節できるよう脱ぎ着がしやすい服装にすることもポイントです。
飲み物
水分補給ができるよう、飲み物もしっかりご準備を!
坂道を登り始めたら、自動販売機などは基本的に無いと考えておいたほうが良いです。
竹田城の周辺って何があるの?せっかくだから、観光もしたい!
竹田城の観光は早朝が基本。そこで、竹田城を満喫した後に観光できるスポットをご紹介します!
但馬の小京都「出石町」
但馬の小京都と呼ばれる出石町は、兵庫県豊岡市にある小さな城下町です。
今なお城下町の風情が残っており、散策するだけでタイムスリップしたかのような気分を味わうことができます。
また、出石といえばご当地グルメの「出石そば」。
300年の古い歴史を持つ出石そばの特徴は、「挽きたて」「打ちたて」「湯がきたて」の「三たて」製法。
この製法を守ることで、風味とコシが格別なそばとなります。
また、1人前が5皿の独特なスタイルがあることも特徴です。
出石町には出石そばを堪能できる老舗があることはもちろんのこと、そば打ち体験ができる店舗も数件あります。
そば打ち職人が丁寧に指導してくれるため、初めての人でも安心!職人の味も良いですが、自分で打ったそばの味はまた格別です。
外湯めぐり発祥の地「城崎温泉」
城崎温泉では、7つの外湯めぐりを楽しむことができます。
7つの湯はそれぞれに特徴があり、外湯めぐり券を購入すれば1,200円で入り放題!早朝の竹田城観光で冷え切った身体を芯まで温めることができます。
また、城崎温泉は温泉情緒溢れる町並みも見どころ。
浴衣を着て温泉街を歩けば、普段とは違う時間を過ごすことができるのも魅力です。
早朝に竹田城で雲海を見た後、お時間があるようでしたら出石町や城崎温泉へ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
竹田城へのアクセス方法は?
竹田城の住所
兵庫県朝来市和田山町竹田字古城山169番地
神戸空港から竹田城のアクセス
神戸空港からポートライナーでJR「三ノ宮」駅まで行き、JR福知山線またはJR山陽本線のどちらかでJR「竹田」駅へアクセスが可能です。
伊丹空港(大阪国際空港)から竹田城のアクセス
モノレール「大阪国際空港」駅で「蛍池」駅まで行き、阪急「宝塚駅」、JR福知山線「和田山」駅を乗り継ぐとJR「竹田」駅へアクセスできます。
但馬空港から竹田城のアクセス
リムジンバス但馬空港線「城崎温泉駅行」乗車→「豊岡駅」下車・JR線「豊岡」駅に乗換→特急こうのとりに乗車→「和田山」駅下車→路線バス「生野駅西口行」乗車→「米屋町」下車・徒歩4分→「竹田」駅
死ぬまでに見たい絶景「日本のマチュピチュ」
まるで日本とは思えないような景色が広がる竹田城。
その絶景を見に行かれるときに、今回ご紹介させていただいた内容が役立てば幸いです。