多良間空港ってどんな空港?
多良間空港は、米国民政府援助資金により救急患者の輸送を主とする緊急着陸飛行場として1971年に建設されました。
1972年の本土復帰に伴い適用された航空法に基づき、滑走路が800mに拡張整備されています。
その後、年々増大する航空需要に対して供給が十分ではないことや少々の悪天候でも欠航することから、機材の大型化とそれに対応した滑走路延長の要望が高まり、2003年に1,500m有する新たな空港が供用を開始しました。
現在は、宮古空港ー多良間空港間で1日2往復が運航しています。
多良間空港と結ばれている空港
- 宮古空港
多良間空港の周辺観光情報について
基本情報
特殊な文化が培われてきた多良間島には、美しいビーチと沢山の史跡があり、見どころが満載です。
また、島を一周できる道路はアップダウンが少なく、サイクリングにも最適です。
八重山遠見台
平らな地形の多良間島は、一番高いところで標高がわずか37mしかありません。
八重山遠見台は、船舶の往来や外敵を見張るために17世紀頃に造られた国の史跡です。
島全体はもちろん、水納島や晴れた日には宮古島、八重山諸島を見渡せます。
すぐそばには更に高い展望台が造られています。
塩川御嶽とフクギ並木
塩川御嶽は島の東部にあり、島の住人に古くから大切にされてきた聖域です。
塩川御嶽へ続く道には、フクギの大木が650mも続き、御嶽はイヌマキやリュウキュウコクタンなどが生い茂る森に囲まれています。
森の植物はフクギ並木とともに沖縄の天然記念物に指定されています。
直線に続くフクギ並木の終点が塩川御嶽です。
ウカバビーチ
周囲をサンゴ礁に囲まれている多良間島は、島の周りのほとんどがビーチで覆われています。
きめの細かい白砂のビーチが多く、名前が付いているだけで約40箇所もあります。
プライベート感を味わうことができ、のんびりしたい人におすすめです。
多良間シュンカニの碑
多良間シュンカニとは宮古民謡の一つで、多良間島に赴任した駐在人と現地妻の別れの歌です。
石碑にはその詩がが描かれています。
その隣には駐在人の世話をした女性ウェーンマが任期満了で戻っていく駐在人を見送る姿の母子像があります。
北側の海に向かってある石碑と像なので、その駐在人が離れていく姿をこの場所から見ていたことが分かります。
多良間のグルメ情報について
基本情報
サトウキビ畑と放牧場が広がる多良間島の名産品は、自然が生んだ素朴なものです。
民宿やお食事処では島の名物を味わうことができます。
多良間島産黒糖
多良間島に行ったら絶対買いたいのが多良間島特産の「黒糖」です。
ミネラル豊富な土壌と、サトウキビの品質の良さで知られる「多良間島産黒糖」は沖縄一と言われています。
混ぜ物なしのサトウキビをギュッと絞って煮詰め、固めただけの昔ながらの黒糖で、優しく深みのある甘さが特徴です。
ぱなぱんびん
「ぱな」は「花」、「ぱんびん」は「揚げ菓子」の意味です。
小麦粉、卵、牛乳を使った素朴な味のお菓子で、花びらの形をしています。
プレッツェルより軽い口当たりで、塩で味付けしているためビールによく合います。
そのままでも十分美味しいですが、サワークリームやサルサソースをつけても美味しくいただけます。
うーまきがーす
地元の方言で「うーまき」は「太巻き」、「がーす」は「菓子」の意味です。
うーまきがーすは渦巻き模様の耳の形をした揚げ菓子で、黒砂糖の甘みがほんのりとして歯ごたえがあるお菓子です。
たらまんぼー
多良間名産の黒糖と黒ゴマの入った揚げ菓子です。
黒ゴマの香ばしい風味と黒糖のほのかな甘味がクセになる味で、美味しくて「たまらん」味と多良間島の棒状のお菓子というのが名前の由来となっています。
たらまピンダ汁
古くから山羊を飼う習慣のある多良間島の名物は、お肉がたっぷりと入ったピンダ汁です。
ピンダとは「山羊」のことで、骨と身が軽くほぐれるほど煮こまれた山羊のお肉は柔らかく、意外にあっさりとしています。
臭み消しのヨモギを入れると更に美味しくなります。