
ANAの株主優待券って?
株式投資をしたことがない人でも、株主優待券の存在は知っていると思います。
日本を代表する航空会社である全日本空輸株式会社、通称「ANA」にも株主優待券が存在し、これを利用することでいくつもの恩恵を受けることができます。
そこで今回は、ANA株主優待券のメリットと使い方や、どうすれば手に入るかなどについてご紹介していきます。
こうした知識を持っていれば、積極的に株主優待券を手に入れたいと思うはず。
また、いざ利用するときにも必ず役に立つはずです。
ANA株主優待券とは?どんなメリットがある?
それでは早速、ANA株主優待券についてご紹介をいたします。
ANAの株主優待券って一体なに?
まずは、株主優待券の話から。
株主優待券とは、株式市場に上場している企業の株式を保有することで得られるサービス券のようなもの。
すべての企業ではありませんが、多くの上場有名企業が株主に対して株主優待券を提供しています。
その株主優待券のANA版が、「ANA株式優待券」となります。
優待券ですから、利用すればお得になることは間違いありません。
ANAの株主優待券の場合には、通常よりも安く飛行機を利用できるといった特典をはじめ、いくつかのメリットを得ることができます。
ANA株主優待券の利便性やメリットは?
ANAの株主優待券を使用することで得られる一番のメリットは、通常料金よりも安い料金で飛行機に乗れること。
これについての詳しい話は後述しますが、料金的に見れば、非常に優遇されていることは間違いありません。
その他にも、株主優待券以外の割引サービスを利用して航空チケットを予約した場合には、変更やキャンセルができない、あるいは手数料がかかってしまうといったことがありますが、株主優待券を利用したチケットには数料がかからない点も大きなメリットとなるでしょう。
予定が確定していなくても、とりあえずチケットを確保しておく、ということがしやすいのです。
ANAの中でも非常に安い価格に設定されている「旅割55(出発日の55日前までに予約することでかなりの割安になるというサービス)」を例に挙げると、予約後にキャンセルすることになれば取消手数料が発生してしまいます。
株主優待券であれば、こうしたリスクがありません。
このメリットは、安心感にも繋がるのではないでしょうか。
株主優待券は、チケットそのものが取りやすいというメリットもあります。
他の割引サービスで購入できるチケットが売り切れている便であっても、株主優待割引が利用できる人はまだ予約が可能、ということも珍しくありません。
他にも、プレミアムクラスに乗ることができたり、コロコロと値段が変わりやすい航空チケットを一定の価格で入手できたりと、その特典は満載。
トータルで見れば、かなりのお得感を感じることができるはずです。
株主優待券が一番安い!はウソ?ホント?
株主優待券を利用すれば、どの割引サービスよりも安くANAの飛行機に乗ることができる、と思っている人が知っておかなければならない事実があります。
株主優待券を利用すれば、必ずしも一番安く飛行機に乗ることができるとは限りません。
普通大人運賃と比較すれば圧倒的に安いことに違いはありません。
しかし、「旅割」と呼ばれるいくつかの割引サービスは、株主優待券を使ったときの運賃よりも安く設定されていることがあります。
プレミアムクラスも同様です。
通常のプレミアム運賃よりもプレミアム株主優待割引の方が安いことには変わりませんが、旅割サービスではそれらよりも安くチケットを入手できることが多々あるのです。
それでも、株主優待券を使用する必要がないとは言えません。
その理由は、上で説明したように、株主優待券にはいくつものメリットがあるからです。
そのメリットや運賃をどう捉え、どの購入方法が自分にとってお得であるのかを、どう判断するのかが重要です。
その時々の旅のプランや出張などの日程によっても、お得だと感じるチケットは変わるはずです。
いずれにしても、株主優待券が非常にお得であることには変わりありません。
ANAの株主優待券を手に入れる方法は?
株主優待券は通常、その企業の株式を保有し、株主になることで手に入れることができます。
しかし、株主優待券は市場に流通することも珍しくなく、株主でなくとも入手し、使用することが可能です。
チケットショップに行けば、各企業の株主優待券が販売されています。
ネットオークションでも、検索すればすぐにヒットし、多くの株主優待券が出品されています。
これらを手に入れ、使用すること自体には、何の問題もありません。
転売は禁止されていませんし、株主ではない人が使用することに関しても一切違法性はないため、安心して利用することができます。
もちろん、友人や知人、家族などから譲り受けてもOK!
有効期限内であれば、誰でも利用できることを理解しておきましょう。
もし機会があれば、積極的に入手してみてください。
上で説明したようなメリットを得ることができますし、株主優待券そのものにも魅力を感じることができるはずです。
ANA株主優待券で空の旅!使い方をご紹介します!
ここからはANAの株主優待券の使い方についての説明ですが、使い方と言っても、さほど難しくありません。
すでに何らかの方法で株主優待券を手に入れていれば、すぐにでも予約を行うことが可能です。
ちなみに、株主優待券がなくても予約までは可能です。
その場合、搭乗手続きまでにANA株主優待券を用意しておけば、問題なく搭乗することができます。
ちょっとした注意点などにも触れながら説明していくので、スムーズに利用できるよう頭に入れておきましょう。
ANA株主優待券の予約手順は?
ANA株主優待券の予約手順は、
- ANA公式ホームページにアクセス
- 搭乗日や時刻、出発地などをチェックし、空席照会
- 様々な運賃のチケット料金や予約状況が表示されたら、「株主優待割引」を選択
- 仮予約完了
- チケット代金の支払い
- 予約完了
となっており、とても簡単です。
そこから、株主優待券をすでに手元に用意できているのであれば、それを使って「優待情報」を登録していきます。
まだ手に入れていない状況なら、搭乗日時までに用意しておく必要があります。
チケット代の支払いや座席指定を忘れずに!
上の方法で予約をすると、合計金額などとともに、「お支払い期限」が表示されます。
支払期限は、予約から2日後に設定されているので、その日までに必ずチケット代金を支払いましょう。
未払いで支払期限を経過すると、自動キャンセルとなり、再び予約を入れなければならなくなります。
また、座席指定もそのままでは「未指定」になっているので、こちらも忘れずに指定しておきましょう。
株主優待券利用時に必要な番号とパスワードをチェック!
チケット代を支払ったところで、新たに株主優待番号が登録できるようになります。
これは、株主優待券に記載された番号やパスワードのことで、株主優待番号はすぐにチェックできるようになっているのですが、登録用パスワードに関しては隠されており、コインなどで削りチェックする必要があります。
自宅ですぐさま登録するなら、隠されたパスワードの部分をコインで削り、そこに書かれているパスワードを入力し、登録を済ませておいてください。
株主優待券にはもう一つ、コインで削らなければチェックできないものがあります。
それが、登録用コードです。
登録用コードは、自動チェックイン機にかざすことで認証されるもので、事前にパスワードを登録しなかった人が空港で登録するためのコードとなっています。
搭乗日までに株主優待券が手に入らなかった場合は仕方ありませんが、事前に手に入るのであれば、事前に登録しておくことをおすすめします。
株主優待券の紛失や、持ち忘れなどを考慮すれば、前もって登録しておくほうが安心です。
「株主優待番号登録」のボタンを押すと、番号やパスワードを入力する画面に切り割ります。
搭乗者名を画面で確認したら、株主優待番号と登録用パスワードを入力してください。
すると、有効期限と利用状況が表示されます。
これで、あとは当日空港に行けば搭乗することができるので、株主優待券そのものは破棄してしまっても構いません。
ただ、もし予約したチケットをキャンセルした場合には、もう一度同じ番号とパスワードを使用してチケットを取り直すことができるので、そのような事態も考慮し、できれば最後まで持っておくほうが良いでしょう。
搭乗時に便利なスキップサービスは株主優待券でも利用できる?
株主優待券を利用してチケットを予約し、また、座席を指定した上で株主優待番号やパスワードの登録を行っておくことで、スムーズに搭乗手続きを行うことが可能です。
いわゆる「スキップサービス」が利用できるわけですが、このサービスによってチェックカウンターに行かずに済むため、非常に便利。
手続きなどが面倒だという人は、このスキップサービスを利用し、できるだけ煩わしさを感じないように手続きを行っておきましょう。
誰でもお得に利用できるANAの株主優待券
ANAの株主に限らず利用することができるANA株主優待券。
メリットもいくつか説明してきましたが、いろいろとお得な面があることはわかったのではないでしょうか。
キャンセル時に手数料を支払って損をした経験がある人や、予約が取りづらくて困ったことがある人にとっては、特に魅力的に感じるでしょう。
繰り返しますが、株主優待券は誰でも使うことが可能であり、ANAの株を買わなくても、チケットショップやネットオークションなどで手に入れることができます。
使ったことがない人にとっては抵抗感もあるかもしれませんが、思い切って一度使ってみてください。
きっと、「こんなに簡単に安く飛行機のチケットが予約できるのか!」と驚くはずです。