
飛行機の体験談をご紹介します。
私は外国人向けの宿泊サービス業に従事しています。
ひょんなことから、3月22日から27日まで、上海旅行に行くことになりました。
というのは、22日からさかのぼった出発の約2週間前である3月9日に、中国大手のLCC航空である春秋航空がチケットセールを行い、チケットが激安で手に入ったからです。
出発は羽田空港、到着は上海のプドン国際空港。
帰りはプドン空港発、関西国際空港到着の往復チケットが、なんと空港サービス料、燃油サーチャージ全て込みで、16,000円ほどで取れてしまいました。
ちょうど、北海道からの友人が上海旅行に行く予定だったので、現地で落ち合う旅の計画を立てました。
その友人も春秋航空で上海に行くチケットを取ったそうですが、セール期ではなかったため、片道20,000円支払ったとのことです。
実は、春秋航空は、毎月9日に国際線のチケットセールを行っており、そのチケットは公式サイトから入って、取ることができます。
9日の指定時間になると、早い者勝ちでどんどん売り切れていくため、わたしは指定時間の前にパソコンの前でスタンバイし、無事にセールで格安にチケットを取る事ができました。
春秋航空を利用するのは、今回が初めてで、一体どんな乗り心地なのか楽しみでした。
フライトは遅延しており、予定より1時間半ほど遅れて出発。
わたしの座席は、後方のトイレの近くでした。
離陸して10分後、いやな予感がしました。
わたしの席の真上に空調設備のようなものがあり、そこから絶え間なく冷たい風が吹きつけてくるのです。
体の角度をどんなに変えても風にさらされ、非常に困りました。
ただでさえ冷える機内に、極度の冷え症の私は、すかさず乗務員に「Can I get a blanket?I need two.」ブランケットを頂けますか?2枚欲しいです。と英語で話しかけました。
ですが、びっくりしました。乗務員は英語を話せないのです。
「ブラ・・?what?」と、困った顔をしていました。
乗務員は全てアジア人で、1人も日本人スタッフはいません。
おそらく中国人の乗客も多いのでしょう。
全部中国語での対応を他の乗客にもされていました。
ゆっくりはっきりと伝えても全く通じないので、やむなくそのスタッフは他の女性スタッフを連れてきました。
その女性スタッフは、唯一英語を話せるスタッフのようで、ようやく私は2枚のブランケットをゲットすることができました(話せるといっても、あまり流暢とは言えず、少し不安になりました)。
しかし、2枚の毛布で身をつつんでも、吹き付ける風はどんどんわたしの体温をうばい、最終的に具合を崩してしまいました。
あまりに寒いので、お湯を持ってきてもらい、何杯もおかわりしました(そのお湯を頼むのも、英語を話す唯一の女性スタッフでないと、Hot waterすら通じませんでした)。
私自身海外に2年住んでいた経験があり、何回も飛行機に乗っていますが、こんなに英語が通じない航空会社は初めてで、不安すら覚えました。
これでは緊急事態が起こったときに、絶対に乗客をスムーズに案内できないのでは?と思います。
幸いフライト時間は2時間半の短い時間だったこともあり、体調不良も大事には至らず開放されましたが、正直あまりリピートしたくはないなというのが正直な感想であります。
もう1つびっくりしたのは、全シートがリクライニングできないようになっていたことです。
ろくにシートを倒すこともできず、とても快適とは言えませんでした。
なんとか、友達とも無事に合流できましたが、友人も快適ではなかったと漏らしていたほどです。
サービスやスタッフの語学力、快適さを含め考えてみても、あまり人にはおすすめとは言いがたいと思います。
私自身、今後リピートすることはないでしょう。